真空断熱フードコンテナで作った麦粥
そんなこんなで出来た麦粥が下の写真。麦がお湯を吸ってみっちり増えています。50gの麦が随分膨らむものですね。鶏スープが良いにおい。
噛んでみると、ふむ、ちゃんと芯まで炊けています。生米を炊いたときのようなザラザラ感は無くプチプチとした麦の食感が気持ちいい。時間が経っても温かいし、これは良い食べ方を思いついたなぁと思い、登山の時に昼食にしてみました。
寒い時期、昼食は温かいほうがいい
自明過ぎる話ですが、秋から冬の山は寒いので温かいものが食べたくなります。と言ってその場でお湯を沸かして調理なんてしていると、その間に身体が冷えてしまいます。即座に温かいものを食べられるとよいのです。
そこで真空断熱フードコンテナ。
この日の麦粥の味付けは松茸の味お吸い物。麦のクセが松茸の香りで消えて、適度な塩味と旨味があります。朝仕込んで6時間ほど経ってましたが、まだ冷めてません。
永谷園の回し者ではないのだけど、お茶漬けの素も味付けに使えます。下の写真は鮭茶漬けの素。登山は汗をかくので、塩の塊みたいな鮭の身がおいしく感じます。
ちょっとサラッとし過ぎかな?と思った
何回か麦粥を食べてみて、美味しいんだけどサラッとしすぎているような気もしてきました。麦はあまりトロみを出さないんですね。粥と言うからには、もう少しトロみが欲しい。
なにか良いものはないだろうか?とスーパーをウロウロしていたらもち米が売られていたので買ってみました。
なんにも調べずに買ったんですが、普通の米(うるち米)よりも粒が小さくてなんとなく火が通りやすそうな気がしました。もち米ならフードコンテナの温度でも芯が残らず炊けるかも?
熱湯ともち米を仕込んで2時間。蓋を開けて食べてみると、押し麦ほど完全に火が通ったわけではないけど、うるち米ほど火が通らなかった訳ではなく、それなりに炊けてました。なるほど、うるち米よりは火が通りやすいようです。使える。
次のページでは、麦粥にもち米を足すことでより美味しくしていきます。