特集 2023年5月2日

セブンイレブンの壁にまぎれる

私が見えるかな?

セブンイレブンの壁は独特のレンガ模様である。

あのレンガ柄の服があったらセブンイレブンにまぎれることができるはずだ。

追っ手も「ちくしょう、どこに行きやがった?」と言うだろう。

名付けて忍法「セブンイレブン遁の術」だ。
 

1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー)

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まずはセブンイレブンの壁について説明します

これがセブンイレブンの壁だ。

看板よりもアイコニックな存在である

ちなみにこのレンガ柄には2種類あり、最新版がこのテクスチャ感あふれるレンガ、少し古い店舗はマットなレンガとなっている。 

こっちのイメージを持っている人も多いだろう

どちらも触ってみるとまったく凹凸がなく、純粋な模様である。
これを参考にして総柄Tシャツを作った。 

ちょっと変わったTシャツかな、ぐらいだが

レンガの壁の前に立つと…

消えた!

まだ僕が見えるという方もいるかもしれない。ではこれはどうだろうか。

これはもう見えない

思った以上にセブンイレブンの壁である。

この撮影をしているあいだ、ここを通りかかった人はまさかここに人がいるとは思わなかっただろう。 

いったん壁に馴染むと、こうやって自然にしているだけでも見えなくなる。

7年前から髪を金髪にしていたのもこのためだったのではないかと思うほど壁になじんでいる。

全てはセブンイレブンの壁になるための引き寄せだったのだ。 

影になっている店舗だと本当に見えない

別のセブンイレブンでも撮った。

なにかしらの法律に引っかかっているのではないかと思うほどになじんでいる
気持ちも壁になって無の表情になっている

すっかり気分も壁になってこのときのことをよく覚えていない。
いや、うそだ。
出てくる人を驚かさないように会釈していた(むしろ驚かせてしまったかナ!)。

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背中はローソン

このTシャツ、背中は別の柄にしたのだ。

壁になる夢を叶えて帰っていくところ

もうおわかりだろう。ローソンの壁である。ローソンは白いレンガ柄でレンガの積みかたもセブンイレブンとは違う。 

ローソンに入ると思わせておいて…
一体化!

傘立てと壁のあいだに立ったので何人かのお客さんが傘を立てていた。
僕の存在には気づいてないか、やべえやつがいると思っていたかもしれない。 

もどってくるときはレンガが合わずにめっちゃ目立つ(弱点)

腹はセブンイレブン、背中はローソン。
小売の龍虎の戦いがTシャツの上で繰り広げられている。 

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レンガなら何でも馴染むわけではない

このTシャツ、セブンイレブンの壁にあわせて作ったので別のレンガだとまったく消えない。

隠れてないので表情も不安げ
なじんでいると心も平穏

少し縮小した

レンガはどちらも24cm×7cmだった。ただそのサイズで印刷してしまうと背後のレンガの大きさと合わなくなってしまうため、17%ほど縮小した。 

どれぐらい縮小したらいいかを調べるために原寸で印刷した紙を持ってるところ


ゴールデンウイーク、レンガにまぎれたい人も多いと思うので参考にして欲しい。

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