特集 2023年4月24日

セブンイレブンのパスタと冷凍パスタ食べ比べ

冷凍と弁当売り場のパスタ

セブンイレブンのパスタを選ぶときにいつも迷うことがある。

それは、冷凍パスタにするか弁当売場のパスタにするかである。

ここらでひとつ冷凍と弁当売り場のパスタが、どう違うのか自分のなかでハッキリさせておきたい。

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。

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三種のパスタを食べ比べる

そもそも冷凍は、弁当売り場のよりも値段が安く、レンジでのあたため時間と保存期間が長い。一方弁当売り場のパスタの場合は冷凍よりも値段が高く、あたため時間と保存期間が短い。

そのため急ぎの場合は弁当売り場のを、そうでない場合は冷凍を選ばれがちである。しかし、急ぎでない場合は別にどっちを食べたってかまわない訳で、だったらどう違うのか明確に切り分けておこうと思ったのである。

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三種類食べ比べます

ということで今回は、コンビニパスタの王道ともいえるナポリタン、ミートソース、ペペロンチーノの三種類を食べ比べてみる。

ナポリタン

昭和生まれの者にとって、パスタといえばナポリタンである。

というかここまでパスタなどと書いてきたが、昭和生まれに言わせれば、パスタではなくスパゲッティーである。

さて、そのスパゲッティー・オブ・スパゲッティーであるところのナポリタンから行ってみよう。

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あたためました

まずは、冷凍から行ってみる。

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おお、1984年

口に入れた瞬間に懐かしさがくる。まるで熱い鉄板に乗っている喫茶店のナポリタンだ。そばにある少年ジャンプを開けてみればジョージ秋山の海人ゴンズイが載っているような錯覚をおぼえる。

その後に甘さがやってきて、そして具が大きく噛み応えがある。

これをデイリーポータルZ名物、味グラフにするとこうなる。

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冷凍ナポリタン味グラフ

つづいて弁当売り場のナポリタンをいただく。

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弁当売り場のは?

さて、自分のなかでの違いはどうなのか?

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味を噛みしめながら食べる

静かなオープニングだが、具が焼いてあるのか香ばしさがジワジワと盛り上がってくる。その後に甘酸っぱさで一杯になって、最後はチーズとタバスコ感できっちり締める。歌で言ったらささやきから始まって絶叫で締める、松崎しげるの愛のメモリーである。

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弁当売り場のナポリタン味グラフ

二つを比べてみるとこうなる。

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セブンのナポリタン味グラフ

ということで切り分けとしては、ノスタルジーの冷凍、褐色の弁当売り場のパスタという結果となった。

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ミートソース

つづいては、我々ソフト麺世代が泣いて喜ぶミートソースである。昭和生まれよ、泣きなさい、喜びなさい。

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比べていきます

まずは、冷凍から行く。

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ひき肉の粒が大きめ
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実食

口に入れた瞬間に甘みが来て、つづいてトマトソースの酸味と入れ替わり、最後に昔ながら感と交代する。歌で言えばニッキ、カッチャン、ヒガシが指を鳴らしながら目まぐるしく入れ替わる少年隊の君だけにのようである。

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冷凍ミートソースの味グラフ

今度は弁当売り場のを食べてみよう。

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弁当売り場のミートソース
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実食

食べ比べたことでわかる、冷凍とは異なる明らかなデミグラスソースみ。その後にソースに練り込まれているのかチーズの味がくる。デミグラスソース、チーズ、ひき肉で、いつの間にかそれまでなかったハンバーグの味が現れる。ニューウェーブだ。

これは、おニャン子クラブに、いつの間にかおニャン子B組が現れたのに似ている。

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弁当売り場のミートソースの味グラフ

二つを比べてみるとこうなる。

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セブンのミートソース味グラフ

ということで切り分けとしては、往年の男性アイドルグループの冷凍、往年の女性アイドルグループの弁当売り場のパスタという結果となった。

⏩ ペペロンチーノのグラフは意外な形に

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