ペペロンチーノ
最後は、昭和生まれにとってはスパゲッティー界の新参者ペペロンチーノである。
新参者である証拠に、昭和生まれが始めてペペロンチーノを食べたのは1995年に発売された日清のスパ王だったからである。などと無責任なこと書いてますが。
ここまで三種類食べ比べのため2日連続夕食にスパゲッティーを食べてきた。3日目ともなるとさすがにスパゲッティーにうんざり気味ではるが、はりきって食べ比べていこう。
まずは、冷凍から。
一口で口中は一気ににんにく感で満たされ、その後に、麺のモチモチ感が広がり、「これこれ」とうなづきながら食べることになる。想像通りの、期待通りのペペロンチーノだ。
このこれこれ感は、おばあちゃん家に行ったらオブラートに包まれた寒天状のお茶菓子がでてきたときと同じこれこれ感である。
つづいて弁当売り場のペペロンチーノ。
冷凍より汁気が多く、かなりジューシー、と思っていたら肉っ気!
肉っ気の不意打ち。
肉の出汁が効いてるなあと思ったら突然の唐辛子の辛み、と思ったらまた肉っ気。
あとはもう辛み、肉っ気、辛み、肉っ気のくりかえしで、肉と辛みの往復ビンタ状態。札束で横っ面をはたかれるのは屈辱だが、肉っ気と辛みでされるのは幸せなのであった。
二つを比べてみるとこうなる。
ということで切り分けとしては、アクトボクサーの冷凍、ハードパンチャーの弁当売り場のパスタという結果となった。
王道の冷凍、ニューウェーブの弁当売り場のパスタ
セブンイレブンの三種類のスパゲッティーの冷凍と弁当売り場のとを食べ比べてみてわかったことは、冷凍は王道、弁当売り場のはニューウェーブということであった。
今後、セブンイレブンで冷凍か弁当売り場のかで迷ったら、これを思い出して選択してほしい。
ではなぜ冷凍は王道の味なのか?
それは冷凍の場合は保存食としての役割があるためだと睨んでいる。
というのは、病気や災害などで外に出られないような不安な状態で冷凍スパゲッティーを食すとき、食べた者が慣れ親しんだ味に「これこれ」と思い、空腹を満たすだけでなく、安心感も味わうことができるようにされているためなのである。
違ったらごめん。