2021年のヒメイカ探し
また来ようと思っていたアマモ場観察会だが、2020年は残念ながら悪天候で中止となったため、2021年の7月10日にようやく戻ってきた。
2020年8月に開催されたときよりも、時期が早いこともあってアマモの茂り具合が良かったようで、この年はヒメイカをはじめとするイカ類の当たり回となった。
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ヒメイカは待っていれば流れてくる
前回ヒメイカやタツノオトシゴを見せてくれた方に、探し方のコツを聞いたところ、「じっと待っていれば流れてきます」という意外な答えが返ってきた。
アマモ場の生き物は、みんなジッと隠れて動かないイメージだったが、意外と広範囲を移動をしているそうで、アマモが途切れた潮通しの良い場所を上から眺めていれば、効率的に発見することができるそうだ。
そんな馬鹿なと思いつつ試してみたところ、目の前をスーっとヒメイカが流れていった。泳いでいるのではなく、流れているのである。
ヒメイカがどんな姿で、どんな場所にいるのかをなんとなく理解したことで、なんとか水中でも見つけることに成功。目がヒメイカに慣れてきた。
おかげでこの年は、しっかりと複数のヒメイカを観察することができたのである。でももっと、ずっと見ていたかった。
ヒメイカは今年もかわいかったなー。