特集 2025年12月3日

世界のキーボード入力事情調査~タイ語編~

スマホはどうしているのか

もうひとつ気になることがある。スマホ入力はどうしているのだろうか。英語のようにパソコンのキーボードと同じ配列だろうか。

英語ってこんな感じですよね。

英語のスマホ入力はかろうじて縦持ちの幅に収まっているが、タイ語は数字キーや記号キーも使って入力するので、スマホの縦持ちの幅におさめるのはきついだろう。

だとすると、日本語のスワイプ入力のようなものがあるのだろうか。しかし、あれも日本語の50音表が5×10だからうまく当てはまっているのであって、タイ語はうまくいかないんじゃないか。

気になったのでiPhoneにタイ語のキーボード入力を導入してみた。

5 Row(5行) と 4 Row(4行)の2つのモードがあった。
5行モードはパソコンのキーボードと同じレイアウトだった。Shiftキーで文字を切り替えるのも同じ。ただし、キーの幅は米粒よりも小さい (タイ米よりは大きい)

これでは指の大きい人はきついと思う。そうでなくとも、狙いを定めないとすぐに押し間違いをしてしまう。その悩みを解決するのが4行モードだ。

キーの数が少なくてすっきり。基本的に子音文字が並んでいる。
Shiftキーを押すと別の文字に切り替わる。

当然、これではキーが足りない。そこでどうしているかというと、 

右下のキーを押すとキーから溢れた母音記号や声調記号を入力することができる。

これだ!私が予想していた方式に近い。私の予想はそこまで悪くなかったのだ。少しうれしい。


他国を知ることは、自国を知ること

実は調査前には「タイ語なんて絶対無理だ~!」と思っていたのだが、文字の種類が多いだけで以外とシンプルな構造だった。(あくまでも文字入力の観点での話。) しかも、文字の種類が多いと言っても、たかだか75文字だ。

漢字の方がよっぽど凶悪だ。常用漢字だけで2,136字もある。よく覚えたな自分……。我々日本人は世界でも割と珍しい「表意文字の使い手」としてこれからも少ないスペースに圧倒的情報量を刻んでいこう。(厳密には表語文字というらしいです。)

編集部からのみどころを読む

編集部からのみどころ
ガッツリ推理してから答え合わせする、ほりさんのキーボード調査シリーズ。タイ語って文字がかわいいから、タイ語の書いてあるキーボードもなんだかビジュアル的にかわいいですね。 これ、最初から答えだけ見せられてたら「ふーん」って感じだと思うのですが、事前予想があることで「(キーボードに文字を)けっこう無理に詰め込んだな!」って印象になるのが面白いなと思います。(石川)

ささやかなおまけ:
タイ料理

タイ語に触れるため、タイ料理屋さんに行きました。その時の様子です。

注文したのは右上のカオマンガイ。
035.jpg
右上のソースがめちゃくちゃおいしい。ニンニクとナンプラーが効いています。

カウンター席だったので、店を仕切っている店員さん(日本人)に「タイ語、わかります?」と聞いてみたところ、「まっっったくわからない」と言われました。そうですか……。

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