特集 2020年9月17日

タイ旅行する人にサーモン寿司デリバリーを勧めたい!

2019年12月23日から2020年1月2日まで、東南アジア旅行に行っていました。
おおまかなスケジュールは、

12/23 タイ・バンコクへ
12/26 寝台列車でマレーシアへ
12/29 シンガポール(友人宅)へ
1/2 北京経由で日本へ

長々とした旅行記は別にありますが、今回はお寿司の話!

記事のコンテスト、デイリーポータルZ新人賞2020の優秀作品を掲載しています。 受賞作品一覧はこちらから↓↓↓

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本記事は、デイリーポータルZ新人賞2020の「記事部門 優秀賞」受賞作品です。オリジナルはこちらです↓
タイ旅行する人にサーモン寿司デリバリーを勧めたい!」(受賞者:ERIKOさん)
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バンコクの寿司屋のインスタに出逢う

きっかけは、たしか10月頃のインスタ。
たまたま上がってきたのが、外国のインスタ映え寿司でした。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Dalton Vianna (@daltonvianna) on


よく見ると普通においしそうなのに、盛り付けセンスが想像を超えてくるのが快感でつい見てしまう…

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by WΛVE 波 Asian Bistro & Sushi (@wavemountdora) on


で、たまたま見つけたのがサーモン特化アカウント。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by นายแซลมอน 9salmon Delivery (@9salmon) on


プロフィールを見ると、バンコクのデリバリー店でした。

え、年末に行く!実物見てみたい!
サーモン好きの息子に見せてあげたい!

と、思ったのがはじまりでした。

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クリスマスの朝に突然思い出す

とはいえ、すっかり忘れて出発。
思い出したのは、12/25の朝でした。

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タイまでサンタさんが来たと興奮する子どもたちを見ながら晩ごはんの予定を考えているときに、ふと息子の好物のサーモンが頭に浮かび、「あ!」となったのです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by นายแซลมอน 9salmon Delivery (@9salmon) on


 

思い出してインスタを開いて見てしまうと、我慢できない!

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LINE、LINE、LINE!

インスタのプロフィール欄にLINEで注文と書いてあったので、とりあえずLINE登録して、チャイナタウンまでデリバリーできるか質問。
※英語は苦手なので表現の拙さはご容赦ください。

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Google翻訳でタイ語も添えたけど、サクッと英語で返ってきました。

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タイ語のメッセージ内でお願いしていたメニューも全部画像で送ってくれました。

1バーツ=3.6円くらいなので、お寿司1貫40バーツだと150円。650バーツのsushi bentoは2300円。値段的に「銀のさら」くらいの印象で、日本とちょっと違うのでワクワク!

注文のルールも全然わからないので、続けて質問(このレベルでもGoogle翻訳)。

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・最低注文料金なし
・チャイナタウンへの配達料は150~170バーツ
・クレジットカードNG
・現金のみ

わたしが聞いていない具体的な支払い方法(配達ドライバーに配達料とともに支払う)を書いてくれているあたり、「仕事できる人」な感じが伝わります。

150バーツは540円くらい。

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タイ式マッサージ30分の値段です。そう思うと高いように思えますが、お寿司の値段が1貫45~60なので、最低注文料金なしで配送料150なら安い!

(マッサージやデリバリーの方のお給料ではお寿司は買えないのだな、と思いました)

さてその後、出先でインスタを見ていると、送ってくれたメニューになかったハート型を発見!しかし、サイズや値段はもちろん、全部お刺身なのかお寿司なのかどうかもわかりません。

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お刺身かお寿司かを聞いてみる。

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1分後に返事!早い!そして、寿司か刺身かと聞いただけなのに内訳まで書いてくれてる!そりゃスタンプも送ってしまいますよ。

LINEのやりとりだけですが、信頼度はMAX。「タイで寿司を取る」ということに対する不安はもはやありません。

690バーツということは、2500円くらい。さっきのsushi bentoと40バーツ(約150円)くらいしか変わらない。サーモンだけとはいえ、思ってたよりずっと安い!

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さあ、ついに注文!!

16時、ついに注文しました。

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とりあえず名前・配達先(ホテル名)・注文したい商品画像を送信。子どもたちが昼寝(夕寝)しそうだったので、20時にお願いしました。

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3分後には明細付きの料金表が送られてきました。早い!
ピックの写真を送って「つけてほしい」という英文を考えているうちに、「ハッピーニューイヤーだよー」という返信が。早い!!!

そういえば文末にときどき「ka」がついていたのですが、それは「サワディーカー」や「コープンカー」の「カー」なんでしょうかね。1290バーツは、4500円くらいです。

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ちなみに、安宿街のカフェで飲むビールに換算すると、8L分くらいです(写真は3L、たしか500バーツくらいだったと思う)。

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コンビニのロング缶換算だと、1本50バーツくらいだったと思うので25本分くらい。

……この換算に意味があったかどうかよくわかりませんが、写真を見ているとまたタイに行きたくなってきます。

さて、早いのは返信だけではありません。

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予約時間の10分前に到着!(今気づいたけどgoがhoになってる……まあいいか)

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バイクで運んできてくれました。

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あやしい売買をしているような写真になってしまいましたが、お寿司代を払っているだけです。

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タイでデリバリー寿司を食べる!

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写真と全然違うお寿司が来てウケる、という展開はないと確信していましたが、それでも想像を超える「メニューのまんま」のお寿司でした(わたしなど、くら寿司のテイクアウトを自転車で5分運ぶだけで壊滅的になるというのに……)。しかも、きちんと保冷で運んできてくれたようです。

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イクラは自分で飾るスタイル。なるほど、バイクで運ぶとさすがに乱れますもんね。

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なんと輝かしい!
サーモンマニアの6歳息子が寝起きでテンション低かったのが残念ですが、大人でしっかり愛でさせていただきました。はあー、キレイ!!!

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そして、めちゃくちゃ美味しい!
サーモンが美味しいのは写真でわかると思いますが、すし飯も細長いタイ米ではなくジャポニカ米(日本風のお米)で、甘すぎることもないし、冷蔵されすぎてカチカチというわけでもなかったです。

このきらびやかさで690バーツ(約2500円)、安いでしょう!

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海苔とごはんが反対の裏巻スタイルのアボカド&サーモン寿司にさらにサーモンを巻き、さらに炙り、さらに明太マヨトッピングという、凝った一品。これもまたすごく美味しくて、いつかがんばって作ってみたい。

ホッキ貝(アップ写真撮り忘れ)もちゃんと美味しかったです。チリソースが付いてたのがタイらしかったけど、これはお醤油で食べるほうがやっぱり好きでした。

そうそう、ワサビ入りかどうかだけ聞き忘れていたのですが、今回はすべてワサビなしでした。握りのときは入っているかもしれません。

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残りはタッパーに詰めて(タッパーは日本から持参)、ゲストハウスの共用冷蔵庫に入れ、翌朝食べました。まさかタイでサーモン丼を朝食にできるとは!

タイ旅行でデリバリー寿司、やってみて!
バンコクでデリバリー寿司、とっても楽しかったし、美味しかった!
バンコクでわざわざお寿司なんて、と思うかもしれませんが、「外国でデリバリー」という体験も含めてかなりおすすめです。

店舗情報:9salmon
https://www.instagram.com/9salmon/
https://line.me/R/ti/p/@ccc8599g

それから、今になって思えばですが、「お寿司は日本がいちばん美味しい」「タイ人の仕事はアバウト」と思い込み過ぎてたなと反省しました。仕事ぶりは素晴らしかったし、日本のお寿司の良さを残しつつ、タイの人が期待している(のだろう)お寿司になっていました。
タイのお寿司、すごく美味しかった~


追記:サーモンケーキを作ってみた!

年末年始にタイに行っていたのが別世界のことのように思える、2月からのコロナ騒ぎ。
幼稚園の卒園を控えていた息子は、ある日突然の休園でいきなり友達とお別れすることになり、辛うじて実施できた卒園式も保護者ひとりの参加となりました。

で!

卒園式のために有休を取っていた夫と休校中の小学生の娘が、お留守番中に作ってくれたのがこちら!

22-salmon.jpg

お刺身かお寿司かと質問したときに丁寧な分量で答えてもらったので、そのまま作れたのです。

・すし飯 350g
・サーモン 220g
・トロサーモン 30g
・イクラ 10g

ハート型がほんのり丸いですが、型なしで作ったにはしては素晴らしい!エディブルフラワーも飾ってくれて、さらに華やかでした!

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