広告企画 2022年10月25日

外で飲む日本酒も酒米で握ったおにぎりもすごくおいしい

渋谷駅の近くにふらっと立ち寄れる日本酒のスタンドができた。

そこで食べた酒米のおにぎりと、お店の人に聞いた話がちょっとおもしろかったので聞いてください(もちろん日本酒も美味しかったです)。

行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー)

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> 個人サイト むかない安藤 Twitter

いいお店ができました

渋谷駅の近く、渋谷川のほとりにあるスペースに、期間限定でちょっとめずらしい日本酒が飲めるお店ができたと聞いてやってきた。

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この感じ、いいではないか。

昼にライター江ノ島さんと秋晴れの中で撮影した帰りなのでへとへとである。なんか食べて帰ろうか、と誘いたい気もするけれど、正直お店に寄るのすら面倒くさい。夜になって風が気持ちいいし、もうここで寝たい。

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ビルとビルの谷間にぽかんと空いたスペースです。

そんな昼間頑張ったあなたにちょうどいいお店がここ「Bar農! Farming & Brewing 2022」である。スタンドで日本酒を買ってそのへんで飲むだけなので、予約もいらなければゲタ箱で交換した木札を失くす心配もない。

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日本酒は常時20種類以上そろえてあるのだとか。
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江ノ島くんはまずおにぎりを勧められていた。おれもそういう男になりたい(あとで食べさせてもらいますが、この「酒米おにぎり」はこの日の限定メニューでした。食べられるかどうかはSNSをチェックしてみてください)。

ここはお店であって試飲会ではないので、日本酒は1杯500円~1000円くらいでの販売となるのだけれど、そのおかげで「え!試飲なの!なら飲むわ!」みたいな前のめりも焦りもない。

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どれを飲んだらいいのか決められない人には何が出るのかお楽しみ「SAKEガチャ」もあるという(日によりますのでSNSでチェックしてみてください)。
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こうして人は運命の酒に出会うのだろう。
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僕の運命の酒は「会津娘」に決まりました。
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江ノ島くんはガチャを引かずに自分で吟味してこちらをチョイス。大吟醸っていうい言葉に惹かれたのだとか。

注いでもらった日本酒を手に川沿いに出された椅子に座ると(なーんかおれたち大人になったなー)という実感が急にわいてきた。もう20年以上前に大人になったはずなんだけど。

とはいえ二人とも日本酒に関しては完全なる素人である。

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「これむちゃくちゃいい香りがするぞ」「これなんて濃くて甘くて美味いっすよ」

と、このくらいの感想しか出てこないレベルである。ごめん。

僕は学生の頃に石川県に住んでいた。言わずもがな日本酒の美味い県である。飲み会のたびに「この酒が美味い」と聞いては勧められるがままに飲み過ぎて倒れていた。本当によく倒れていた。あの頃の記憶が今も僕を日本酒から遠ざけている。

ライター江ノ島さんは酒でもジュースでも、とにかく炭酸が入った飲み物が好きだという。なぜなら美味しいから。

こんな頼りない二人で来てしまって本当に申し訳ないと思っているが、代わりに今回のこの企画のコンセプトについて、頼もしい二人に話を聞くことができた。

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SAKE BUSINESS LAB.の土田さん(左)と鈴木さん(右)。オリジナルTシャツは欲しいけど非売品らしいです。

土田さんと鈴木さんは今回の期間限定イベント「Bar農!」の仕掛け人。二人ともむちゃくちゃ日本酒に詳しいし話がおもしろいので現場で見かけたらぜひ話しかけてみてもらいたい。

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そもそもこうやって酒飲みながら知らない分野の話聞くのって最高に楽しい。

土田:いまよくサステナブルとか言われてますけど、日本酒の酒蔵って創業から数百年なんていう会社も多いんです。

安藤:そういう目で見たことなかったですが、日本酒自体がものすごいサステナブルな飲み物ということですか。

土田:そうなんです。米の生産と酒蔵というのは古くは密接につながっていたんですが、近年になってそのつながりが希薄になってきたんです。「農!と言える酒蔵の会」は、酒蔵が直接農業に携わることで、稲作の後継者不足なんかも改善していきたいと考えています。

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「なるほどー。それにしてもこの酒うまいですね。」

「農!と言える酒蔵の会」というのは自社でお米作りから行っている日本酒の酒蔵さんが集まっている会で、農業と醸造と消費者とをつなぐ活動をしているのだとか。土田さんと鈴木さんは事務局を務めている。

鈴木:今日は酒蔵さんが作っている酒米で握ったおにぎりもありますのでひとつどうですか?

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こちらが酒蔵が作った酒米。酒蔵がお米を?と思うけど、考えてみたらそれが一番効率的なのかも。

日本酒を作るには、酒米と呼ばれるお酒作りに適した品種を使うことが多いが、中には僕らが朝ごはんに食べるお米で作っている酒蔵もあるのだとか。

酒米と呼ばれる品種は粒が大きくてタンパク質と糖質が少ないのだという。「Bar農!」で販売されている酒米のおにぎりは、数量限定ながら破格の50円だった。

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いいの?

すさんだ世の中をサバイブしてきた我々としては、こういう商品はおそらく「うん、おにぎりですね」「おにぎりなのはわかるけど、なんというか」「やっぱり酒米は酒になるのが正解ってことだけはわかりましたね」みたいな流れを想像するだろう。

だがしかしなのである。

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このおにぎりが
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笑っちゃうくらい美味しいのだ。

酒米で握ったおにぎりは笑っちゃうくらい美味しかった。

酒米は糖質が少ないと聞いて、ならば普通に食べたら美味しくなかろうと思っていたのだけれど、お米の粒がひとつひとつしっかりしていて、ちょっと酔ってるのを差し引いてもまったくもって美味しかった。

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休日出勤の恨みも忘れておにぎりに微笑む弊社磯野。

いまおれ楽しい。

考えてみるとコロナが流行り始めてから、こうやって人と話をしながら酒を飲んだのって久しぶりかもしれない。しかも風に吹かれて美味しいおにぎり食べながら。

もう一杯だけいきましょうか。

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日本酒に詳しくないけど、泥棒猫のジャケットに惹かれまして。

ここで飲んで気に入ったお酒は通販で購入することもできる。

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その場で買うとなんと1杯無料という太っ腹。しかも11月3日からはオンラインショップで購入した方の中から、先着500名にイケてると好評のステッカーをプレゼント!

最近だと通販で買って自宅で飲む、みたいな流れに慣れ切ってしまっていたのだけれど、こうやって友だちとふらっと寄ってかるーく飲んでどうでもいい話をして、気に入ったお酒があったらその場で買って、1時間くらいでめいめいに帰っていくのって、なんだかすごく理想的だなと思った。

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帰りにほろ酔いで歩いていたら近くの広場で映画の上映会をやっていた。グレイテストショーマン。疲れたけど、しめくくりが気持ちいいと一日まるごといい日だったなと思う。

「Bar農!」ずっとやっていてほしいけど期間限定らしいです。お店の情報は公式サイトまたはSNS公式アカウントにて。

Bar農!Farming & Brewing 2022 (10月25日~11月13日)

■公式サイト https://bar-nou.com/
■Facebook https://www.facebook.com/agrisakebrewery
■Instagram https://www.instagram.com/agrisakebrewery/
■Twitter https://twitter.com/agrisakebrewery
■期間限定「農!と言える酒蔵の会」ネットショップ https://shop-nou.com (11月30日まで)

 

たのしいですよ。

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※このイベントは、国税庁の日本産酒類の販路拡大・消費喚起に向けたイベント推進事業「Enjoy SAKE!プロジェクト」の選定事業です。

 

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