新春 短い記事まつり2022 2022年1月2日

マシュマロを餅みたいに焼いて醤油と海苔で食べると美味い

愉快な話を聞いた。

外国で生活する日系人は、正月の餅をマシュマロで代用することがあるという。

なるほど、たしかに見た目も質感もよく似ている。

どんな食べ方をするんだろう。

あんこやきな粉とは間違いなく相性がいい......というか、それはもはやただのスイーツである。かといって出汁に浮かべてお雑煮にするのは気が進まない。

そこでひらめいた。

醤油と海苔ならいいんじゃないだろうか?適度に塩味がプラスされて美味しくなりそうな気がする。

試してみよう。

変わった生き物や珍妙な風習など、気がついたら絶えてなくなってしまっていそうなものたちを愛す。アルコールより糖分が好き。

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餅とマシュマロはよく似ている

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食べ応えのありそうな大きいマシュマロを探したところ、近所のスーパーでメガマシュマロなる商品を見つけた。
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大きい!

これは、迂闊にほおばると喉に詰まるやつだ。それこそ餅のように。

餅とマシュマロ、今まで全くそんなこと思わなかったけどあらためて比べてみるとよく似ている。話してみると意外と共通点が多かった二人みたいだ。

日本で最初にマシュマロを食べた人も、やっぱり「なんか餅みたい」と思っただろうか?

気になるところだ。

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そんなマシュマロを火で炙って焼きマシュマロにしてやる。
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料理用の刷毛で薄く醤油を塗って
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焼き海苔を巻いたら完成!

 

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パリ!トロ!の食感がうれしい

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見た目はほとんど磯辺焼きにした餅そのものだ。
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持ち上げてみると、正体現したり!餅よりもだいぶ軽い。

海苔を巻いた餅は、焼き海苔のパリッとした食感が醤油の湿気でダメになる前にとっとと食べてしまうに限る。さっそく味を見てみよう。

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あまい!

焼きマシュマロが美味しいのは皆さんご存じの通り。焼くことで外側にパリッとした層ができ、中はトロっととろけて、しかも焦げた砂糖の香ばしさが追加される一石三鳥の調理法だ。

外側に焼き海苔が追加されたことで、その外はパリ!中はトロ!の食感のメリハリが一層強調され、ただただ甘ったるいマシュマロに醤油と海苔の塩味と香ばしさがいいアクセントになっている。言い過ぎかもしれないが、美味しさがブーストされている。

餅と違ってとろけたマシュマロは口の中で甘さをばらまいた後すぐになくなってしまうので、口の中に海苔だけがいつまでも残るのが難点ではあるが、一風変わったマシュマロの食べ方としてはありなんじゃないだろうか。

甘い上に喉に詰まりにくい代用餅として活用してみてほしい。

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マシュマロに醤油をただつけて食べるだけでもけっこう美味しい。

 

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