デジタルリマスター 2024年1月12日

夏の和菓子で植物細胞を再現(デジタルリマスター)

灰色の脳細胞、じゃなく紫の細胞核

「細胞核」、ああ、あったあった。ゴルジ体、ああ、やったなー授業で。と、「あるある」単位でしか物事が思い出せないので、以下、学際的な説明は省かせてもらいたい。あくまで見た目だけを追っていこう。

前頁にあるような細胞模式図を再現するには、細胞質基質となる寒天を何回かに分けて流し込むのがいいだろう。流し込むたびに構造物を配置して、立体感を出すのだ。

ということはまず、構造物となる核や葉緑体やらを先に作らねばならないだろう。

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紫芋フレーク、水で練ったら見事に芋あんに。
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うまい!他でも使おう。
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別に用意しました白餡の素を水で溶いて、砂糖を加えて火にかけ…
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白餡ができた、なるほどねー。と、手探りもいいとこである。
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先ほどの紫芋を混ぜ込んで…
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うーん何かそれらしくなってきたような。

以前、取材で金沢に行き、和菓子制作体験をしたことがある。初心者向けプログラムだったのだろうけど、すごく楽しかった。昔テレビチャンピオンで見た和菓子職人の華麗な技、それをなぞれた気がして、非常に興奮した。

その興奮が今、ここに…という文脈にしたいわけだが、何せ餡から何から一から作るのが初めてなので、楽しむよりも試行錯誤の時間のほうが長い。その試行錯誤の果てには、紫色の細胞核が待っているのだ。

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色付けによもぎ粉を入れると、なんだかソレっぽい色になった。ソレってドレ?
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これはバットに入れて冷やし固め、帯状に切っておく。

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