そういうメニューがないということは、つまり。
冷えた麻婆豆腐やエビチリが載ったメニューを店で見かけたことはまだない。その経験から、うすうす感づいていたことがある。「おいしくないから、メニュー化されてないのではないか」ということだ。
で、実際にやってみて、たしかに「うん、これはちょっとメニューにはしずらいよね」という感想を持った。中華料理やさんの判断は正しかったのだ。
だが、ダメかというとそんなこともない。
たとえば、リモートワークの合間に食べる昼ごはんとして。「もうなんもしたくない!」って気分の時の夕ごはんとして。そこそこ活躍してくれそうな気がしているのだ。
そういう「そこそこ活躍してくれる」料理のレパートリーは、あればあるほどいい。おなかが空きがちな我が身は、心穏やかな日々を過ごしていけるだろう。
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なお、冷たい麺にはどうやら「夏野菜」と「スパイシーな味」が合うらしい。この世界に、トマトの冷製パスタが多い理由って、もしかしてこの法則に紐づいているのだろうか。