こまどり姉妹
おれぱらまんがを作っているときに、これってビデオで撮っても同じなんじゃないか…、と思ったが全然違う。この独特の動きはおもしろい。やっぱりぱらぱらまんがは楽しい。
こんどはこのぱらぱらまんがのコマ撮りで姉妹の物語を撮ってみたい(だじゃれです)。
先日、ポストイットの活用法についての原稿を頼まれたので、思いつきでぱらぱらまんがを描いてみた。
ものすごく楽しかった。そういえば学生時代、ぱらぱらまんがばかり描いていた気がする。古い友達に会ったようだ。
しかもいまはデジカメやパソコンがある。もっといろんなぱらぱらまんがができるんじゃないか。
そう思って今週はずっとぱらぱらまんがを作っていました。
※2006年5月に掲載された記事の写真画像を大きくして再掲載しました。
冒頭に紹介したポストイットのぱらぱらまんがは、絵を1枚1枚デジカメで撮影して、画像処理ソフトを使ってアニメーションにしている。
ポストイットは背景が面白くなかったので新作は机の上で撮影してみた。
アニメーション部分が小さいので拡大してみた。スケッチブックのうえを走っていたのは…。
残業時間、放置したノートのうえをこんな動物が走っていたんだね!……ファンタジーなことを考えている自分がちょっと恥ずかしい。
これは事務所だが、これなら外でも撮影できるんじゃないか。実写とぱらぱらまんがの合成である。考えただけで毛穴が開く。さっそく明日の昼にでも撮影したい(ほかの仕事忘れてる)。
あと、半魚人の動きがガタガタなので、カメラがずれないように注意して撮ろう。
明け方までかかって新作のぱらぱらまんがを描いた。左の写真のようにひとコマずつ持って撮影するのだ。
ではさっそく動いているところをご覧ください。作品は当サイトのキャラクター、Zくんの創作ダンスです。テーマは「生の喜びと不安」です。
ぱらぱらまんがの後ろをよく見てもらいたいのだが、背景が行ったり来たりしているのがおわかりいただけるだろうか。
ひとコマとるたびに一歩下がり、半分のところからは逆に一歩ずつ進んでいたのだ。
ちょっと分かりにくかった。もっと平らなところで撮影すればよかった。じゃあ新作を描いて再チャレンジだ!と思ったが、ちょっと待ってくれ。描くのがけっこう疲れるのだ(描くのに3時間ぐらいかかります)。
ならば、ぱらぱらまんが自身も写真にすればいいのではないか。
ポーズを少しずつ変えて写真を撮って、それをプリントアウトすれば、おれのぱらぱらまんが(以下、おれぱらまんが)ができあがる。
難点としては絵を描くのと同じぐらいの時間がかかってしまったことと、プリンタのインクがなくなってしまったことである。
自分大好きオーラがぷんぷん漂う紙の束、おれぱらまんがができあがった。
続いてのロケ地は河原。
これまでの経験を生かし、カメラもまんがも固定することにした。カメラは三脚、まんがはイーゼルで固定する。河原に似つかわしくないおおげさな装置である。
では、おれぱらまんがの動くところをご覧ください。
!!紙のなかでも小さなおれが動いてる。紙のなかで小さなひとが歩いていたり、雲が流れているのもいとおしい。
続いてイラストのぱらぱらまんがの後ろではしゃぐ作品もご覧ください。
芋虫のぱらぱらまんがが途中で終わっていて気持ち悪いのだが、そんなことを感じさせないはしゃぎっぷりである。
おれぱらまんがを作っているときに、これってビデオで撮っても同じなんじゃないか…、と思ったが全然違う。この独特の動きはおもしろい。やっぱりぱらぱらまんがは楽しい。
こんどはこのぱらぱらまんがのコマ撮りで姉妹の物語を撮ってみたい(だじゃれです)。
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