増やしたい、麺
3種類できたところで、他の麺も作りたくなっている。つぎ作りたいのはナポリタンだ。沖縄そばもいい。最近、どういう麺なら作りやすいだろう? と、編み物視点で麺を見てしまいがちだ。具を作る楽しみもあるので、今後もバリエーションを増やしていきたい。
編み物で、麺を作るのにハマり始めた。麺に乗っている具を作るのも楽しい。
毛糸で出来た麺なので、頭からかぶろうが投げようが、どうとでも扱える。「うっかりラーメンを頭からかぶった人」というような写真も好きなだけ撮れる。
きっかけは2017年末に編んだラーメンだった。
前に「麺」をテーマに編み物作品を作った。当サイトのライター玉置さんが作っている「趣味の製麺」という同人誌に寄稿するために。2017年末のことだ。
帽子にもお面にもなる麺を毛糸で編んで、それをマンガっぽくまとめてみた。
このとき編んだ麺がこちらだ。チャーシュー、なると、味付け卵、メンマ、海苔、ネギ。
「肉の脂身をどんな層にしてやろうか」とか、「味付け卵の色は卵がまあまあ染みた感じにしてやろう」とか、そんなことを考えつつ作っていくのが好きだ。
ちょっと前(2018年末~2019年始)に地元である島根のギャラリーの一角を借りて、小さな展示イベントをやったのだが、そのときにこの麺はかなり活躍してくれた。
お客さんたちが進んでコント的な写真を撮りたがってくれたのだ。
麺を使って存分に遊んではもらったが、だんだんこれひとつだけでは物足りなくなってきた。
このラーメン以外にも、もっと他の種類の麺も作ってみたい。
日本でメジャーな麺というと、とりあえずラーメン、うどん、蕎麦あたりだ。
なので、つぎはうどんを作ることにした。
器が出来たので、スープを入れて、そこからニョロンと一本うどんを生やしてみる。
欲を言うと、もっとスープに透明度が欲しいところだが、そこは仕方ない。麺を増やしていこう。
つぎは具を作っていく。
まずはこんな感じに幼虫のようなかたまりを編む。そしてちょっとほわほわ気味の毛糸を用意する。
このほわほわの毛を幼虫っぽいやつにまとわりつかせ、更にオレンジ色のしっぽを付けると……
ほかには油揚げ、かまぼこ、ネギなど、うどんに入っていそうな具も追加した。
ついでにずっと前に作ったものの、特に使い道がなかったきのこも投入してみた。
明らかに食べられる柄じゃないが、意外と馴染んでいる。
つぎは蕎麦を編んでいこう。こちらも容器から編む。
最初に座布団のようなものを編み……
この上に、すだれっぽいものを装着させよう。本当のすだれは取り外せるが、今回は取れて欲しくないのでくっつける。
そして器の壁面をつける。これで蕎麦の器っぽくなってくれるか。
またこの器から生えてるかのように蕎麦を装着。その上に海苔をかけると……
ラーメンやうどんと比べるとかなりシンプルだが、これで完成としよう。
なんとこの蕎麦、ひっくり返すと角帽のようにも使うことができる。このまま外出しても意外と大丈夫なんじゃないか。
試しにライターの江ノ島さんにかぶってもらったら、こういう学生に見えた。違和感がまるでない。
これまでに作ったラーメン、うどん、蕎麦をすべて使うと、こんな遊びができる。
ちゃんと麺をうっかりかぶってしまった人に見えるし、扱い方によっては躍動感も表現することができる。いい感じじゃないか。
部屋も汚れないし、思いっきり投げても壊れることもないし、身体に装着もしやすい。これは意外と小道具としてもいけるのでは!? そんな需要がどこかにあればいいなと思う。
3種類できたところで、他の麺も作りたくなっている。つぎ作りたいのはナポリタンだ。沖縄そばもいい。最近、どういう麺なら作りやすいだろう? と、編み物視点で麺を見てしまいがちだ。具を作る楽しみもあるので、今後もバリエーションを増やしていきたい。
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