特集 2026年1月22日

ポッキーをプリッツに戻す装置

このプリッツ、元ポッキーです。

チョコレート菓子の定番の1つ、ポッキー。
その名の通りポキポキと軽い食感が楽しいおいしいお菓子である。

江崎グリコの「ポッキー」ブランド通信によると、先に発売されていたプリッツにチョコレートをコーティングしたらどうかというところから開発がスタートしたとのことだ。

なるほどね。それならいっそのこと、ポッキーのチョコを削ってプリッツに戻すのはどうか。
ポッキーをタイムマシンに乗せる装置を作りたい。

1987年兵庫生まれ。会社員のかたわら、むだなものを作る活動をしています。難しい名字のせいで、家族が偽名で飲食店の予約をするのが悩みです。(動画インタビュー

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ポッキーを削りたい

似たようなことをしている人がいないか調べたら、オレオのクリームを削り取る装置を作っている人がいた。

なかなか豪快な装置である。しかし最高だ。
まだポッキーでやっている人はいない様子だったので、僕も装置を作りたい。

まずはポッキーのチョコだけを削る方法を考えよう。

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ダイソーで削れそうなやつを集めたが、ピーラーが圧倒的に削りやすくて勝者に。

料理で使うスパチュラなんかもいけるのでは、と思ったが普通に刃がある道具が強いですね。

にんじんの皮を剥くように、ピーラーを滑らせるだけでチョコが削れていく。

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この動きが装置で再現できれば良いのだ。
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装置ができた

ということで、正月からウンウンうなりながら作った装置がこちらである。

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じゃーん。2週間かかった。

ポッキーを削るためだけの装置にしてはやけに巨大だ。
しかし初期の携帯電話が肩がけスタイルだったように、黎明期の装置は得てしてそういうものである。いま大げさな話をしています。

手でピーラーを動かしたのとは逆に、この装置ではピーラーを固定してポッキーを前後に動かすようにしている。

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こんな感じで動く。
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動いている部分はこのような台になっている。

ちなみに台には溝が彫られているが、

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ポッキーがすっぽり収まるようになっている。ポッキー専用溝。
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そしてピーラーがモーターにくっついており、チョコを削る角度に動くようになっている。

これでいけるかな、どうかな。

しかしこのままだと上を向いた面だけが削れることになる。
そこで作ったのがこれ。

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ポッキー専用アタッチメントだ。
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こんな感じで挟む。
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そしてモーターに接続することができるのだ。
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このようにポッキーがぐるぐる回る。

これでポッキーを固定しつつ、ちょっとずつモーターでポッキーを回転させることで全部のチョコを削れるようにしてみた

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ただし幅がぴったりなので、ちょっとでも力を入れすぎるとすぐにポッキーが折れる。いまだけ芯が金属のポッキーになってくれないか。
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削れたぞ!

さて、これで本当に削れるのか試してみよう!

スイッチオン!

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削れてる!!!

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ギャンギャンに削れております!
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ほぼプリッツになった!!!

本当にポッキーがプリッツに戻った。

これは難しいのではと思っていたので、割とうまくいって自分でも驚きである。

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元ポッキーの現プリッツを食べてみる。
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食べてみると多少はチョコを感じるが、基本的には素朴な味わいになっていて笑ってしまう。

しかし成功はしたが、削ったチョコが派手に飛散して悲惨である。もったいないし無駄にしたくはない。

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ラップを敷くなども試したがチョコをうまく集められなかったため、​​​​​
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最終的には吸って対応することになった。チョコうまい。

毎回試すごとに分解してきれいにするメンテナンス(吸引)が必要である。

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またいちごポッキーも試してみたのだが、通常のポッキーよりも若干太いためアタッチメントからすぐに外れてしまい、うまく削れず。

極細ポッキーも同様である。通常のポッキー専用機になってしまった。
様々なポッキーに対応するにはまだまだ研究が必要である。


ポッキー専用部品がたくさんできた

ポッキー専用アタッチメントや台に彫ったポッキー専用溝など、専用の部品がたくさんできて満足である。
これからも手段を目的にした専用の装置をたくさん作っていきたい。

018.jpg
専用部品を作るためにポッキーをデジタルノギスで測る図。
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編集部からのみどころ
話を聞いてウワー難しそ~と思っていたら、思った以上に安定感動作するデバイスが出てきて度肝を抜かれました。爲房さん、3Dプリンタを導入してからというものすごいペースでメカの設計技術が上がっている気がします。しかし作っているのは一貫してどうでもいいままなので頼もしいですね。アンバランスなまま令和の時代を生き抜いてほしいです。(石川)

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