特集 2023年3月7日

夜パフェは空洞がありがち

夜パフェその2 新たな空洞を求めて~モモブクロ~

札幌で夜パフェの空洞に出会ってから、筆者はそのことしか考えられなくなっていた。

近年、夜パフェ専門店は都内にも出現している。ここにも空洞はあるんじゃないか。その仮説を信じ、筆者は池袋に向かった。

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北口の一角にたたずむ夜パフェ専門店 モモブクロ

週末の20時ごろに訪れるとすでにたくさんの人たちが並んでいた。

階段に沿って並んでいると、入り口付近に自動受付機があることを前の人が教えてくれた。

受付を済ませると、まもなく男性の店員さんが混雑具合と待ち時間の間メニューを見ていてもいいし、外出してもいい、と丁寧に案内をしてくれた。

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メニューを見て待つことにした。

メニューの中身は撮影禁止だが、どうやら札幌で行ったPaLと同系列のお店のようだ。メニューが結構似ている。これは期待できるぞ。 

待つこと40分ほどで席に通される。店内はにぎやかで大学生くらいの年代が多い。いいなあ。筆者も大学生の時に知りたかった。

店員さんからおすすめを案内されるが、筆者の心は決まっている。

「空洞があるもので!」「空洞ですね、かしこまりました。」

店員さんが颯爽とオーダーを通す。全部嘘です。でも空洞があるのは本当です。

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お待たせいたしました、空洞です。
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まぎれもなく空洞がそこにある。

う、うつくしい……。

メニュー名は「あんみつ姫」。空洞の中にあんみつがいる。

上の層と混ぜてクリームあんみつにしても楽しめる、とのことだ。

あられや寒天、ぎゅうひなど、あんみつというだけあって和風テイストのものがたくさん入っている。うれしい。

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ぎゅうひをフォークで巻く体験、ここでしかできないんじゃないか。

上の層を堪能し、クリームとあずきジェラートを少し残していざ、空洞ゾーンへ進む。

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クッキーだけを掬ったんじゃないです。空洞も食べるのです。

下の部分は完全にあんみつだ。しかし寒天の味にバリエーションがある。パッションフルーツ寒天を食べると一気に和風からトロピカルな風味に変わる。楽しい。

空洞を活用することで、一呼吸おいてそれまでのパフェの味から雰囲気を変えることができるのかもしれない。そういう曲あるもんね。空洞の魅力をまたひとつ知ることができた。

あと生クリームに白あんが混ざっており、その口当たりのなめらかさがとても心地いい。おばあちゃんに食べさせたいなあ。また来よう。

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