おしまい
真夏なのに長袖長ズボンの写真を見て「暑苦しい!」と思ったかもしれないが、実際にものすごく暑かった。オシャレは我慢。
貴族っぽい柄の服が、厚手の長袖しかなかったのだ。半袖の貴族というのも、ちょっと想像できないので、必然だったのかもしれない。
ちなみに、ネッククーラーの快適さを3とすると、長袖シャツの不快さは12くらい。次は「半袖でも貴族っぽく見える方法」を模索すべきだろう。布も針も糸も、大量に余っていることだし。
裁縫セットがなかったので、色々と買い揃えたら、ちょっとした飲み会くらいの出費になった。生地を買ったのなんて、高校の文化祭以来の体験だ。
「どうせまた何か買い足すだろう」と年会費を払って、裁縫専門店の会員証をつくったのに、その帰り道に寄った100円ショップでも同じものを揃えられた。
別に買わなくてもいいのに、100円ショップでも材料を買い足したので、同じものが二つある。どれだけ混乱していたかが伺い知れる。
まずは「このくらいかな?」と思いながら切った布を用意する。
なんとなく、フリルがあった方がそれっぽく見えると思ってつけてみた。ミシンはもっていないので、布用ボンドで貼り付ける。「なんとかなれー」で全てがうまくいくと、小さくてかわいいやつが言ってたので、たぶん大丈夫だろう。
本体となる太めのゴムに、襞(ひだ)をつくりながら縫い付けていく。延々と同じ行程が続くので、つけっぱなしにしていたテレビが、気付いたら通販番組になっていた。へえ、油汚れが一瞬で。この時間、映画でも流しておけばよかったな。
できあがったのが上記のものだ。すぐに先ほどの着用写真との違いに気づけた人は勘が良い。国立勘研究所に就職できる。
実は、土日を潰して肩をゴリゴリにしながら裁縫に取り組んだが、見栄えの悪いものしかできなかった。しかたなく、コスプレ用のものをAmazonで買って、つくりなおしたのが先ほどのものだ。意外と高かったので、この前行ったハリウッドザコシショウのライブと同じくらいの金額が消えてしまった。
手作りの襞襟は、もったいないのでネコ用にすることにした。本家エリザベスカラーをするネコ。きっと、かわいい。せっかくなので、お揃いにして一緒に写真も撮りたい。
うちのネコは抱っこが嫌いなのを忘れていた。抱え上げていたら、バタバタと抵抗し、手を引っ掻かれた。
手の甲に滲む血を見ながら、人間のエゴに付き合わせてはいけなかったと反省する。好物のカニカマをあげて、三十分くらい撫で回したら和解できたっぽいので、ネコ好きのみなさんも許してください。僕たちは仲良しです。
さて、見た目の問題も解決したので、思う存分、屋外で過ごせる。バーベキューの予定とかあったら誘ってください。自分、片付けとか得意です。貴族だけど。
やっかいな暑ささえ緩和されれば、天気もいいし、昼も長いし、夏はいいことしかない。ネッククーラーのおかげで、楽しい夏が帰ってきた。
真夏なのに長袖長ズボンの写真を見て「暑苦しい!」と思ったかもしれないが、実際にものすごく暑かった。オシャレは我慢。
貴族っぽい柄の服が、厚手の長袖しかなかったのだ。半袖の貴族というのも、ちょっと想像できないので、必然だったのかもしれない。
ちなみに、ネッククーラーの快適さを3とすると、長袖シャツの不快さは12くらい。次は「半袖でも貴族っぽく見える方法」を模索すべきだろう。布も針も糸も、大量に余っていることだし。
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