元気モリモリです
みなさんのエピソードと自分を慰める言葉と考えをよむごとに、いつしか12万円の片道航空チケットの疼きはおさまっていきました。
傷が癒えてない方々も、投稿していただき感謝します。たくさん血がでたと察しますが、非常に糧となるエピソードでした。
ほんとうに今、元気モリモリです(ムキムキ)。ありがとうございます。
もし、また同じような大損をしたら、この記事を見直します。みなさんも、損をしたときはいつでもここにお集まりください。
台湾→日本で片道12万円の高額航空券を買う羽目になった私。
セラピーのために「大損した自分をなぐさめる言葉・思考を教えてください」と依頼し、あつまった投稿の紹介第2弾です。
200万円失ってのたうちまわった父の記憶、エベレストで最も標高の高い場所で充電することになった経験で得たもの・・・さらには大損の損が全く癒えてない方までエピソードを共有していただきました。
落ち込んでいた私は、光に包まれましたね・・・。みなさんも包まれましょう。
台湾→日本の片道航空券を12万円で買う状況に追い込まれ、飛行機の中でちょっと泣いた私のセラピー企画です。
投稿者の方々には「心が軽くなった度」を5段階で教えてもらいました。その数字もぜひ味わってください。
それでは、下向いてばかりの私にまばゆいばかりの光を届けてくれたエピソードです。
家で父親が急に「ギャーーーッ」と頭をかかえて叫びながら倒れたことがあり、心配して何!?ときくと「たったいま200万なくなった」といわれたことがあります。
FXだか何かだったかと思うのですが、その後の父ののたうち回りはすさまじく「大金なくした人ってこんなに滑稽で面白いんだ」とお腹を抱えて笑いました。
その後、15万ぐらい損する出来事があったのですが、「あの時の父より全然マシだな⋯」と痛くもかゆくもなかったです。
200万損をしたお父さんののたうち回り方、それを見る子どもの腹を抱えての大笑い、「誰もメソメソしてない・・・!コミックだ・・・!」と胸打たれました。「ギャーーーッ」っと叫んで倒れる様子の絵になること、絵になること・・・!
15万円という、私以上の損をしているのに、お父さんを思い出して「痛くもかゆくもなかった」と結び、しかも「心が軽くなった度」が5点満点なんて・・・。存在が光です。思わず帰依しそうになりました。
投稿者の名前をみたら、ライターのよざさんでした。すべてに合点がいきました。
今年の6月6日、府中市美術館で松本陽子展を見て、駅に着いて5000円入ってるスイカを失くしたことに気づきました。美術館までの道を戻りましたが、見つかりません。
20年以上にわたって見たいと思っていた展覧会なので、その喜びにくらべれば大した損失ではない、と思いました。
損のエピソードよりも、藪けいこさんの「松本陽子展をみること」への大きな喜びが心に残りました・・・。
マイナスを気にするのではなく、好きなものへのプラスの気持ちを大事にした方がいいと思い知らされました。
最初、「松本陽子展」まわりのことが詳細に書かれてあるので、「損した記憶がキツすぎて、克明にこの日を覚えているのかな?」「文末で、松本陽子さんに八つ当たりするのかな?」と思った自分の頬をぶってください。両頬。
クレーンゲームで好きなキャラを手に入れようとしたら、2000円損しました。
その時の所持金が3000円だったのもあって中々にショックを受けたのですが…好きなキャラの職業が盗賊だったのもあり「作中では2000円よりももっと洒落にならない額盗んでるからこれぐらい奪われたって屁でもない」と言い聞かせました。
純粋な「物語」による慰めです。
架空のキャラの「盗賊」という職業を引き合いに、そのキャラの作中の窃盗額と比較、そしてクレーンゲームで損したお金に対して「これぐらいならマシ」と落ち着ける思考回路・・・!
「もっとお金つぎ込んで損した可能性もある」など、あり得た現実と比べて慰めることはあっても、ここまでフィクションを貫いた慰めは中々ありません。すさまじいのめり込み力。
(盗賊キャラ、私は桃鉄のスリの銀次しか浮かばなかったです。あいつには10億以上盗られました。許せません。)
この投稿の何に救われたかというと、投稿フォームのコメント欄に「よければ写真もどうぞ。」 と写真が添えられていたことです。
![]()
損の具体的なシェア・・・! ほんまや、床にちっちゃい傷いってる・・・!
傷ついた床の写真が公開されることで、慰めの一つになればいいなと思いました。「損をした哀しみの中でも、人間は連帯していける」と確信しましたね・・・。
大きな代償のなかで得たものを慰めとするテクニックがあります。「こんなものを得たんや」と思える投稿をご紹介・・・!
エベレストトレッキングでは進むにつれ物価が上昇するのですが、最も標高の高いゴラクシェプ(標高5000m)で充電を切らしてしまいました。
ロッジでモバイルバッテリーの充電を頼むと2500ルピーでした(1ルピー約1円)。日本円でも充電するのに2500円と言われたら目まいしますが、2500ルピーはネパールの平均月収の1/10にあたります。日本だったらバッテリー充電したら3万円と言われるようなものです。
あまりの高額にショックを受けつつ払いましたが、その後ネパール人にこの話をすると必ず目をむいてクレイジーだといってウケるので、会う人会う人に話をしてウケてもらって最終的に元をとった気持ちになりました。
私は、「話のネタになるから」慰めアンチではありましたが、海外の人に笑ってもらえるのは元とった感ありますよね。「必ず目をむいてクレイジーだといってウケる」なんて、鉄板にもほどがあります。
あと、文章でのっけから「エベレストトレッキングでは」で始まり、「この人サラッと書いてるけど、エベレスト登ったことあるんや」と驚きました。エベレストの最も標高が高いロッジでも充電ができるなどの新知見もありました。私も得るものありました。
大学時代、ヨーロッパの移動途中にパスポートを紛失。知り合いの教授に会いに行った際に失くしたことが発覚しました。その結果、
①1日金のないままオランダ語しか書いてなくて読めないスーパーを彷徨った
②教授の家に(在外研究中)ただ一人お邪魔し、奥様の手料理をご馳走になった
③パスポートの発行先が「オランダ大使館」になった
④その教授に気に入られて、卒業証書をご指名でいただいた
とこんなにもレアケースをたくさん経験しました!
落とした当日は本当に凹みましたが、今となってはよい思い出です
4つの箇条書きで経験をポジティブに書いていただきました。
もし私が同じようにパスポートを失くしたら、スーパーを彷徨ったことはトラウマになるし、教授の奥様の手料理の味も覚えてないし、新たに発行されたパスポートの「オランダ大使館」という文字を見ては塞ぐと思います。卒業証書をもらうときも、パスポート紛失をちらっと思い出して再度塞ぎますね・・・。
「レアケースをたくさん経験しました!」とびっくりマークつきで総括できるとら~ぬさんの前向きさ、すごいです。
五万円台だがそこそこ性能のいい買ったばかりのノートPCを使っていた時のこと。
急に家にやってきた親せきの対応に出ようとして脇に置いていたカフェオレのカップを倒し、パソコンにダバダバかかって使えなくなってしまいました。
カスタマーセンターに送るもメモリがコゲついていたそうで修理代が六万を超えるといわれ、結局新しい物を買うことに。
人生は長い!PCはまだまだ買い換えられる!あと延長保証と水没保証は絶対に入っておいたほうがいい!急に来る親せきは多少待たせてもいい!
と学んだことにしました。
PCを壊してしまった経験の学びを4つ紹介していただきました。
元気を出そう!と多めに学びを出そうとされたのか、4つ目が「急に来る親せきは多少待たせてもいい!」というかなり小粒な学びが出てきているのが沁みました。
「学んだことにしました。」というくくりも、自分自身に言い聞かせている感じが出ていて好きでした。
慰める言葉・考えをこしらえたところで、どうにもならないことは往々にしてあります。
全然ケガが治ってないお歴々のエピソードも届きました。お見せします。
「チェックインまで気づかなかったらもっと大変なことになってた!事前に分かってラッキーだった!」という自分への慰めのあとは、記憶を飛ばして楽しい旅行の思い出で上書きしました。
いま思い出しながら具体的な数字を書き出してちょっと吐きそうになっています。
私と同じく、台湾旅行での痛手。最悪の事態と比較、さらに楽しい思い出で上書き、慰めの鉄板ですよね。
しかし、まりさんの「いま思い出しながら具体的な数字を書き出してちょっと吐きそうになっています。」という言葉を目にし、「そうそそう!!」と強く同意してしまいました。
これらの慰めが、旅行中・旅行直後に旅をポジティブにとらえる応急処置でしかないこと、ままありますよね!根治、難しいですよね!(私のセラピー企画で、トラウマを想起させてしまいすみません)
50歳で再就職先を探す事になりました……
ですが、給料の不払いがあった訳でもなく、失業手当も直ぐに貰えるので、出勤したら職場が倒産していた皆様の不幸に比べれば、ダメージは少ないので……
「職場が自主廃業」は「出勤したら職場が倒産していた」という苦痛と比べたらマシという慰め。特定の条件だけをちょろっと変える対照実験のような勤勉さがあります。
心が軽くなった度を見ると、★1です。全く癒されていない・・・。三点リーダーの多用からも哀しみがにじみ出るようです。
投稿フォームで、「いつも楽しく拝見しております(*^^*)フルタイムで働いてたので、毎日すっぽり時間あるので昔の記事も読み直したりしてます〜心が穏やかになります」とメッセージいただきました。
大変な中、ニコニコの顔文字を打っていただき感謝します。「毎日すっぽり時間があるので」という箇所にドキッとしましたが、ぜひデイリーポータルZの記事をお楽しみください!
こどもを保育園に入れられなくて、子育てで盛り上がってる自治体に引っ越したら同じような人が大量におり、結果、保育園に入れませんでした。
それどころか幼稚園や小学校に至るまでパンクしており、震え上がって半年で引っ越しました。都合100万くらいでしょうか。。
極めて、極めて痛い出費でしたが、半年で引っ越したのは「さらなる最悪を避ける」出費だったので、後悔よりは「これで助けてください」という心持ちでした。
ギョッとするような体験談を読み進めると、今回のテーマである「大損した自分をなぐさめる言葉・考え」が書かれていませんでした。
「後悔よりは『これで助けてください』という心持ちでした。」という所に、救いを求める行為としての出費を知りました。ここまで大変な状況になると、この境地に至るんですね・・・。
いまでも時々夢に見ます。「あのとき売らなければ今ごろおれは…。」ハッ!と飛び起きて、「あ〜良かった〜マンション売っちゃったかと思った〜」と胸を撫で下ろす夢。で、目が覚めます。実際に損を出してないから、実害はありません。
わたしは夏のボーナス翌日に電車で寝た結果、財布を盗られて銀行口座を下ろされ貯金がゼロになったことがあり、その時は銀行口座が完全にゼロでクレジットカードのボーナス払いはやってきて大変困りました。
が、実際に失った百何十万円よりも手に入ったかもしれないけど逃した何千万円のほうを今も引きずっているのは人間の業なんでしょうね。誰かの願いが叶うころあの子が泣いてるよ、と歌ったのは宇多田のヒカルでした。みんなの願いは同時には叶わない、と歌ったのは宇多田のヒカルでした。
この投稿を読み、大出費で気が動転した自分をハッキリと思い出しました。まさに読む「焦り」です。
ねじれすぎて目が回る入れ子の夢、唐突にはじまる財布盗難エピソード・・・。内容だけでなく、文章の構造・文体が損した瞬間のパニックを体現しています。
あとよく読むと、全く傷が癒えてません。宇多田ヒカルの歌詞の自家撞着にも気づき、心が軽くなった度は★1です。
投稿フォームのメッセージに「唐沢さんと出身大学が同じです!いつも楽しく拝見しています!応援しています!」と書かれていました。ありがとうございます。「この方と同じ大学なんや」と感慨深かったです。
みなさんのエピソードと自分を慰める言葉と考えをよむごとに、いつしか12万円の片道航空チケットの疼きはおさまっていきました。
傷が癒えてない方々も、投稿していただき感謝します。たくさん血がでたと察しますが、非常に糧となるエピソードでした。
ほんとうに今、元気モリモリです(ムキムキ)。ありがとうございます。
もし、また同じような大損をしたら、この記事を見直します。みなさんも、損をしたときはいつでもここにお集まりください。
| ▽デイリーポータルZトップへ | ||
| ▲デイリーポータルZトップへ |