特集 2023年12月4日

香川県、小豆島・大部港⇔岡山県・日生港のフェリー航路がなくなるので乗った

緊張の乗船

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開口部から人、続いて車が降りる。

フェリーが接岸すると乗っていた人と自動車が降り始め、そろそろ車に戻らなければならない。

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ナンバープレートには東京や福井、大阪など遠くから来ている車も多い。

乗船が始まり車は一台づつ順番に乗り込む。いよいよ僕の番となる。

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どこに行けばいいのかわからん。

そろりそろりと進むとフェリーの中は外から見るよりも広い。体育館くらいあるだろうか。

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誘導の人が大きなジェスチャーで案内してくれる。駐車場みたいに自分で駐める場所を選ぶ訳ではないのだ。

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車を駐めるとすぐにタイヤに輪止めをしてくれる。

当初の心配に反してあっけなく乗ることができた。

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車から降りて駐車スペースの横の階段から二階へと移動する。

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平成を感じる客室

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ほぼ同じタイミングでぞろぞろと乗客が客室に流れ込むので、椅子取りゲームの要領で席が決まっていく。

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この日のお客さんはそれなりに多い。船内は他の交通機関にはない豪華さを感じる。

久しぶりのフェリーの客室の中に入るとコーヒーの美味しそうな香りが充満している。

僕が子供のころ(平成初期ごろ)には岡山香川エリアの昼の時間帯にしきりにフェリーのCMが流れていた。

当時の雰囲気がそのまま残されている。

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客室の中央には売店があり、小腹が空いたらお菓子やうどんなどの軽食も食べることができる。

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そして向かいにはゴミ箱と机。小豆島の地図は色褪せている。

低い唸りを上げて船が動き出すと船内すべてのものが振動を始め、声を出すと「ワレワレハウチュウジンダ」になる。

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あのスペースはかつての公衆電話のスペースじゃなかろうか。その横の階段はデッキへと繋がる。

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自由に歩き回って探検できるのも船旅の醍醐味だ。

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海の真ん中で遮るものがない開放感。強い風が吹き抜けていく。

重い扉を開けるとすでに海の真ん中にきていた。

寒いためかデッキの人影はまばらだが、大小のカメラを携えフェリーとの思い出を残している。

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島の間を通り抜けるように進みヨットとすれ違う。

大小の島々がたくさんあって穏やか。いかにも瀬戸内海らしい風景。

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雲に手が届きそうなほど近く感じる。

船の速度は想像以上に速く、まるで早送りの様に雲と海面が流れていく。

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