神棚の鏡は、裏向けにして置かれていた
その後、御神前に安置された鏡を見る機会があったのだが、なんと鏡面がこちらを向くように置かれていた。
銅鏡の本体はあくまで鏡の面、自分で作った思い入れゆえに模様のある側を「表」だと思い込んでいたが、こちらはあくまでおまけなのだった。
樹脂の色のマットなグレーのままでもかっこいい。だが今回は銅鏡っぽくしたいので、色を塗っていく。
つい「いいねえ」と声が漏れる。大きくするだけでじわじわと面白い。このサイズのオレオがあったら、急いでいるときの朝食はそれ一個で済ませられて、便利だろうな。
「なんで突然山に?」
と思われたかもしれない。
記事用の写真を室内で撮る場合、背景として写りそうなところを極力片づけてから撮影に臨むことで、見苦しくならないようにしている(つもり)。ところが鏡の写真を撮ると、撮影者の背後にある片づけきれなかった部屋の様子が写り込んでしまうのだ。真実を写し出す鏡の力、恐るべし。
青銅っぽさを出すために緑色に汚してみた。微妙な色合いなのでなかなか難しかったが、渋い仕上がりにはなったと思う。なんの説明もせずに人にこれを見せて「銅鏡」を連想してもらえるだろうか?という、一抹の不安がないではないが。
たとえば神棚や神社の神饌台の上などに、それらしく置いておけば銅鏡に見えるかもしれない。
その後、御神前に安置された鏡を見る機会があったのだが、なんと鏡面がこちらを向くように置かれていた。
銅鏡の本体はあくまで鏡の面、自分で作った思い入れゆえに模様のある側を「表」だと思い込んでいたが、こちらはあくまでおまけなのだった。
ここから
会員特典コンテンツです
この先は「デイリーポータルZをはげます会」会員向けの有料コンテンツです。会員になるとごらんいただけます。
<もどる | ▽デイリーポータルZトップへ | |
▲デイリーポータルZトップへ | バックナンバーいちらんへ |