まずは植物の昔ガラスをどうぞ
昔ガラスは大きく植物系と幾何学系に分けられる。「分けられる」、と言い切ったが実はまだ研究を始めたばかりなので分類の仕方も試行錯誤している所だ。植物なのか幾何学なのかよくわからないガラスも多い。
最近のガラスは薄くて透明度も高いが、昔のガラスは分厚くてちょっと青みがかっているのも素敵だ。
これらの昔ガラスは滋賀の日野に行ったときに撮ったのだが、古い家が多いと色んな種類の昔ガラスが見られて楽しい。
思えば実家(千葉県鴨川市)やその近所に建っている家は昭和40年代以前に建てられたものが多く、大概古かった。そんな家に使われているガラスは大体模様入りで、その模様がまた、今見ると野暮ったくて良いのだ。
休憩で近江牛をご覧下さい
ガラスばっかりだと記事に潤いが無くなるので、ちょっと近江牛を見て休憩して下さい。この見事なサシの入った肉、どうですかこれ。肉を食べて思わず漏れる笑い声。うふふふ、って頬が緩む柔らかさ。
ではまたガラスをどうぞ。
幾何学系昔ガラスに萌える
植物系の次は幾何学系だ。幾何学系は自由な模様が多い。
すりガラスの役割は、採光をしつつプライバシーを守る、というものだ。模様なんて無くても構わないのだがそこにあえて模様を入れる。
これはふすま、または障子の文化を受け継いだ結果なのではないかと考えている。障子や襖は模様が入っている場合が多い。
撮った写真をまとめてみて、こうして並べてみるとやはり良いものだ。昔ガラスは良いものだ!
東京でも文京区や葛飾区辺りを歩くとなかなかに良い昔ガラスに出会える。ぜひみんなも昔ガラスの鑑賞に出かけたらいいと思う。大体そういう街には猫もいるから、猫と昔ガラスで大いに楽しめるだろう。
休憩二回目はコラムをどうぞ。
コラム爽やか昔ガラス部
ガラスは割れやすい。それがガラスのアイデンティティであるかのように、古来からガラスは割れやすく21世紀の現代まで割れなかったガラスは無いと言うほどに割れてきた。割れまくってきた。
僕は高校生の頃、電算部という部活に入っていた。プログラムを作る部活で、電算棟と呼ばれるコンピュータだらけの棟を丸ごと根城にしていた。電算部の先輩にJさんという人がいた。わりとやんちゃな人で、ろくに授業にも出ず部活中はタバコを吸い、プログラミングの腕は良かったのだが顧問や部長からは煙たがられていた。
そんなJさんがある時、電算棟のガラスを一枚割った。どうして割ったのか判らないがわざと割ったのだ。廊下の向こう、20m先にいるJさんがガラスを割るところが見えた。割れると凄い音がして、Jさんは一目散に逃げ出した。逃げるJさんと目があった。
10年くらいして、あれは尾崎だったのかなぁ?と思ったが定かではない。Jさんから1年くらい前にメールが来たけど嫌いなので返信しなかった。
昔ガラスを見てそんな事を思い出した。
さて、昔ガラスだが、もう写真が無いんだ
実はもっと写真を撮ってあったのだが、なぜか昔ガラスフォルダが消えてしまった。ガーン。という事で、あまり数が紹介できずに申し訳ないので次のページではブロック塀の写真を紹介させていただきたいと思います。