まとめでーす
記事を口実に趣味で撮り溜めた写真を大開放ってな内容になってしまった。事実そうなんだけど。やはり昭和生まれの人間にとって、可愛い昭和な建具やブロック塀にはグッときてしまう。そんなのは今更僕が書くこともないくらいみんな知ってることなんだけど、どうしたって書きたくて書き散らかしてしまった。
今後もブロック塀や昔ガラスを撮影していきたい。けど、あんまり記事としての需要は無いように思うので今後は個人的に楽しむだけにしようかと思います。
昔ガラスが使われているやや古い家のブロック塀は、やっぱりやや古い感じの穴あきブロックが使われている。それらがいちいち可愛いのだ。つまり、昭和という時代は可愛かったのだ。
「昭和は可愛い」
これが今回言いたいことだ。それを証明するために、このページでは昭和っぽい可愛い穴あきブロックを鑑賞していきたいと思う。
一見無造作に並べたように見えるだろうが、半分は正解で半分はハズレー。ここまでに並べた穴あきブロックは、曲線を使ったデザインのものだ。ざっとこれだけある。
最近の家に多いのは、上に載せた半円三つ重ねブロックだろうか。上の写真は上下2段に重ねた使い方が面白くて載せたが、ブロック自体は凡庸だ。
穴あきブロックも、昔ガラスと同様古い家の方が面白いデザインのものが多い。やはり昭和は可愛い。
穴あきブロックは壁に開いた穴だ。逆に言うと穴の開いた壁だ。本当に逆に言うと、穴の開いていない壁だ。逆に言うと、と言いつつ逆に言ってない人があまりに多い昨今、本当に逆に言ってみるというのはどうだ。
「このハンバーグ、美味しい。逆に言うとマズイ。」
「この記事つまんないね。逆に言うと面白いね。」
こうやって全てのものを逆に言ったらいいと思う。すると世間と自分の間に見事な壁が出来上がる。それはもう、穴あきブロックが入りこむ隙もないほどの見事な壁が。
曲線と来たら反対言葉は直線だ。多分。曲線ブロックは優しさを感じられたが、直線ブロックは格好良さが感じられる。
曲線ブロックが前ページの植物系昔ガラスなら、直線ブロックは幾何学系昔ガラスだろうか。施主の好みが反映されているようで興味深い。是非家の中も見てみたいのだが、それは犯罪なのでやめておいた。
穴あきブロックは壁の装飾という意味と、庭の風通しをよくするという二つの理由があって壁にはめられている。風通しという話なら左に載せた形でもいいのだろうが、それだけでなくデザインを施しているあたりが嬉しい。この辺の心意気は昔ガラスのデザイン性とも通じる。
以上の様に直線タイプや曲線タイプの穴あきブロックがあるのだが、それらを組み合わせる事でブロック塀のデザイン性を高めたケースがいくつかあった。
次はそういったブロック塀を見ていこう。
壁とは、AとBを隔てるものであり、違った種類のものがあるとそこには必ず存在する。例えば、男と女の壁。例えば親と子の壁。例えばバカの壁。
壁はどこにでもあるもので、でもみんなが壁について困ったり悩んだりしている場合が多い。だから壁について書かれた本は売れる。つまりこの記事も本になったら良いと思う。間違いなく売れる。
しかしそこに壁がある。売れる本を書ける人と、書けない人の壁だ。唯一の単著が重版していない僕の周りにあるのは、売れる本を書けない人の壁。その壁に穴あきブロックをはめたい。
パンダが可愛いのは、白と黒の配置が妙だからだ。あれが黒一色だったり白一色だったりしたら、それは怠惰な熊であって、可愛くないに違いない。
コアラがもしもパンダと同じように白黒だったら今よりもっと可愛いはずだ。オーストラリア人は急いで中国の山奥にコアラを放ったら良い。すると10万年後くらいにもっと可愛いコアラに進化するだろう。笹を食べる白黒のコアラに。
それと同じで、違った種類の穴あきブロックを組み合わせると、単独だったときよりも一層可愛くなるのだ。
どうよ、ブロック塀の穴あきブロック。昔ガラスと並んで良いでしょう。特にやっぱり昭和な穴あきブロックが可愛いんですよ。昭和、可愛い。
記事を口実に趣味で撮り溜めた写真を大開放ってな内容になってしまった。事実そうなんだけど。やはり昭和生まれの人間にとって、可愛い昭和な建具やブロック塀にはグッときてしまう。そんなのは今更僕が書くこともないくらいみんな知ってることなんだけど、どうしたって書きたくて書き散らかしてしまった。
今後もブロック塀や昔ガラスを撮影していきたい。けど、あんまり記事としての需要は無いように思うので今後は個人的に楽しむだけにしようかと思います。
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