デジタルリマスター 2023年9月25日

萌え萌え昔ガラスと穴あきブロック(デジタルリマスター)

昔の穴あきブロックも良いものだ

昔ガラスが使われているやや古い家のブロック塀は、やっぱりやや古い感じの穴あきブロックが使われている。それらがいちいち可愛いのだ。つまり、昭和という時代は可愛かったのだ。

「昭和は可愛い」

これが今回言いたいことだ。それを証明するために、このページでは昭和っぽい可愛い穴あきブロックを鑑賞していきたいと思う。

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丸と直線の可愛い穴あきブロック。光をイメージしているのだろうか?萌え萌えっすー。
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新芽を二つ組み合わせたようなデザイン。
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たゆたう風の様なデザイン。風情がある。コンクリなのに。
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水引のようなデザインのブロック。めでたい感じですな。
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扇形の穴が開いた穴あきブロック。高級感。
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メみたいな穴あきブロック。富士山を上下逆さに重ねたという解釈も出来る。
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ワラビとか、山菜の可愛さに通じるモノがある。
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ストレートに丸く開いた穴あきブロック。
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半円三つ重ねブロック。中央にイチョウが出るのが特徴。
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半円三重ねに近いが違う穴あきブロック。

一見無造作に並べたように見えるだろうが、半分は正解で半分はハズレー。ここまでに並べた穴あきブロックは、曲線を使ったデザインのものだ。ざっとこれだけある。

最近の家に多いのは、上に載せた半円三つ重ねブロックだろうか。上の写真は上下2段に重ねた使い方が面白くて載せたが、ブロック自体は凡庸だ。

穴あきブロックも、昔ガラスと同様古い家の方が面白いデザインのものが多い。やはり昭和は可愛い。

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コラム爽やか穴あきブロック部

穴あきブロックは壁に開いた穴だ。逆に言うと穴の開いた壁だ。本当に逆に言うと、穴の開いていない壁だ。逆に言うと、と言いつつ逆に言ってない人があまりに多い昨今、本当に逆に言ってみるというのはどうだ。

「このハンバーグ、美味しい。逆に言うとマズイ。」

「この記事つまんないね。逆に言うと面白いね。」

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目が痛くなるほどに鮮やかな花。壁紙にすると世界が青く見えるよ。

こうやって全てのものを逆に言ったらいいと思う。すると世間と自分の間に見事な壁が出来上がる。それはもう、穴あきブロックが入りこむ隙もないほどの見事な壁が。

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直線的な穴あきブロック

曲線と来たら反対言葉は直線だ。多分。曲線ブロックは優しさを感じられたが、直線ブロックは格好良さが感じられる。

曲線ブロックが前ページの植物系昔ガラスなら、直線ブロックは幾何学系昔ガラスだろうか。施主の好みが反映されているようで興味深い。是非家の中も見てみたいのだが、それは犯罪なのでやめておいた。

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菱形を組み合わせたブロック。上下で穴の大きさを変えてるのが良い。
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目の錯覚みたいな形。左右が矢印になっているタイプもあるだろうか。あったら二個並べて壁に埋め込みたい。
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まかろにほうれん草のトシちゃんの口みたいなブロック。穴の向こうに壁があってあんまり意味をなしていないが。
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亀甲を思わせる六角形の穴。風通しが良さそうだ。
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高い位置にある宇宙人の顔みたいなブロック。特に額のチャクラが良いと思う。
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井戸の井、または#みたいな形。
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格子状。あ、松本格子状ってどうだろう。
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見事に実利的な目的しか果たしていなそうなブロック。

穴あきブロックは壁の装飾という意味と、庭の風通しをよくするという二つの理由があって壁にはめられている。風通しという話なら左に載せた形でもいいのだろうが、それだけでなくデザインを施しているあたりが嬉しい。この辺の心意気は昔ガラスのデザイン性とも通じる。

以上の様に直線タイプや曲線タイプの穴あきブロックがあるのだが、それらを組み合わせる事でブロック塀のデザイン性を高めたケースがいくつかあった。

次はそういったブロック塀を見ていこう。

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コラム爽やか穴あきブロック部その2

壁とは、AとBを隔てるものであり、違った種類のものがあるとそこには必ず存在する。例えば、男と女の壁。例えば親と子の壁。例えばバカの壁。

壁はどこにでもあるもので、でもみんなが壁について困ったり悩んだりしている場合が多い。だから壁について書かれた本は売れる。つまりこの記事も本になったら良いと思う。間違いなく売れる。

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たんぽぽの綿毛に囲まれた青い花。そこにも壁があるのだ。

しかしそこに壁がある。売れる本を書ける人と、書けない人の壁だ。唯一の単著が重版していない僕の周りにあるのは、売れる本を書けない人の壁。その壁に穴あきブロックをはめたい。

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穴あきブロックを組み合わせた壁

パンダが可愛いのは、白と黒の配置が妙だからだ。あれが黒一色だったり白一色だったりしたら、それは怠惰な熊であって、可愛くないに違いない。

コアラがもしもパンダと同じように白黒だったら今よりもっと可愛いはずだ。オーストラリア人は急いで中国の山奥にコアラを放ったら良い。すると10万年後くらいにもっと可愛いコアラに進化するだろう。笹を食べる白黒のコアラに。

それと同じで、違った種類の穴あきブロックを組み合わせると、単独だったときよりも一層可愛くなるのだ。

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上は菱形、下は丸形という対照的な組み合わせ。良いね。
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風と光の組み合わせ。是非壁紙に設定して下さい。
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上は風型、下は四角六穴ブロック。伝統美を感じさせる。
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シンプルな三角と3つ穴の穴あきブロック。目と口みたい。
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ややカーブしている三角穴に丸穴ブロックの組み合わせ。
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骸骨の顔の用なブロック塀。わざわざ白塗りにしている。
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サムネイルでは2種類しか見えないが、3種類の穴あきブロックを並べたパターン。
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水引ブロックと菱形ブロックの組み合わせ。このように曲線タイプと直線タイプを組み合わせると変化が出て良い。
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亀甲と#の組み合わせ。通常ブロックのテクスチャもナイス。高級感が漂うブロック塀だ。
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この壁も良い。重ね菱形と四つ葉ブロック。ホント、色んな種類があるもんだ。
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めくるめくブロック塀の世界

どうよ、ブロック塀の穴あきブロック。昔ガラスと並んで良いでしょう。特にやっぱり昭和な穴あきブロックが可愛いんですよ。昭和、可愛い。

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謎のまりまりした黄色い花。花も可愛い。

まとめでーす

記事を口実に趣味で撮り溜めた写真を大開放ってな内容になってしまった。事実そうなんだけど。やはり昭和生まれの人間にとって、可愛い昭和な建具やブロック塀にはグッときてしまう。そんなのは今更僕が書くこともないくらいみんな知ってることなんだけど、どうしたって書きたくて書き散らかしてしまった。

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ずっと立って遠くを見ていた犬。ここの家の玄関も良いんだ。僅かに表面がたわんだ透明な板ガラスもグッとくるよね。透明だから写真に写しにくいんだけど。

今後もブロック塀や昔ガラスを撮影していきたい。けど、あんまり記事としての需要は無いように思うので今後は個人的に楽しむだけにしようかと思います。

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