ピタンガを食べながらピタンガ談義
そして3人目にいとこのお嫁さんであるMちゃんを呼んだ。Mちゃんは今は静岡県民だが、沖縄県宜野湾市出身の沖縄の人だ。
安藤さん、やんばるたろうさんは他県出身で沖縄に住んだことがある、また今現在住んでいる人だが、生まれが沖縄の人はピタンガをどれくらい知っているのだろうか。
生まれた時からそばにある木ならさすがに知っているし、もちろん食べたこともあるだろう。
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知らなかった!
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やっぱり知らなかった。
生粋の沖縄人でもこの反応。ピタンガはいったいどういう心づもりで植わっているんだ。
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せっかくだから一緒に食べてね。
初めてピタンガを食べてから5年の時を経て、再度その味を確かめる時が来た。
冷たい方が少しでも食べやすい気がして、半解凍の状態で食べることにした。
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わたしの表情を見ればおわかりいただけると思うが、ほかの果物のように「甘い!」「おいしい!」という感覚はすぐにおりてこない。けれど、以前食べたピタンガよりは確実に食べやすかった。
渋み、えぐみはそこまで感じず、スヤッとするミントのような独特な風味が強く感じられた。味は基本的に酸っぱい。
さらにより赤い実を選んで食べたところ、噛んでからよくよく探すとほのかな甘みもあった。
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ルートビアは沖縄のローカルファーストフード店A&Wが提供しているドリンクで、薬草やスパイスが多く入っており、その組み合わせのせいか「湿布の味がする」とよく言われる。
沖縄の人は好きな人が多いと聞くが、わたしは苦手、Mちゃんはやはり好きだそうだ。
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ちなみにMちゃんの友だちが久米島に住んでおり、沖縄の離島でのピタンガ事情も教えてくれた。
久米島でもやはりピタンガを庭に植えている家があり、農産物直売所でもたまに販売されるそうだ。
そのことに加え、過去に久米島にあったジャラート屋さんがピタンガを使ったソースをジャラートにかけて販売していたそうだ。
残念ながら今は閉店してしまっているものの、沖縄本島では見かけなかったピタンガの加工品が久米島では提供されていた。たしかに、ピタンガの独特な風味が甘いジャラートのいいアクセントになりそうだ。
ピタンガまとめ
ずっと心に引っかかっていたピタンガについて、沖縄にゆかりのある面々にリアルな話を聞けてよかった。また再度食べて味を確かめることができ、対応してくれた沖縄の果物屋さんにもピタンガにもとても感謝している。
記事のタイトルにある『ピタンガの正解』は正直言ってまだまだはっきりしない。しかし、今回リサーチしてわかったことも多かった。
沖縄の謎フルーツ・ピタンガは、
・沖縄の人でも、食べたことがある人と食べたことがない人とさまざま
・加工品が出回ることは稀
味に関しては、
・ミントのような独特な風味が特徴
・赤く熟した実は、よく探すと甘さを感じることもある
・が、基本的には酸っぱい
まとまっているようなまとまっていないようなまとめだが、こんなまとめになるのもピタンガならではのような気がしてきた。
今後もまた沖縄を訪れて、ピタンガの正解を探し続けたい。
なぜ加工品が出回らないのか
単純に甘さをプラスすればおいしくなるのではと思い、砂糖と一緒に煮詰めてジャムにしてみた。
食パンに塗って食べたら大人の味ではあるものの、販売されてもおかしくないくらいおいしかった。
なぜピタンガの加工品が出回らないのか、さらに謎は深まるばかりだ。
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記事に使わなかった写真
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