特集 2023年6月27日

お祖父さんの遺品のカメラレンズを使えるようにしてみた

とりあえず外側を掃除してみる

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改めてお祖父さんのレンズたち。

SONY用Aマウントが4台、CANON用EFマウントが2台。今回はA→Zマウントのアダプターしか買っていないため、上の4台を使ってみたい。

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Youtubeで「オールドレンズ 清掃」で検索したところ、分解清掃をしている玄人の方の動画がたくさん出てきた。外身の拭き上げにはJKワイパー(キムワイプの強化版)と、アルカリ電解水を使っている方がいたため、真似してそのままのセットを購入。
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レンズはFUJIFILMのクリーニング液とペーパーを使う。エタノールとキムワイプでカビ取りをしている方もいたが、ちょっと怖いので専用の道具を使って始めたい。
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筆者がふだん使ってる安いお手入れグッズも一応参戦。青いバルーン状のはエアダスター、黒い2本はホコリ取りブラシだ。
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まずはJKワイパーにアルカリ電解水を染み込ませ、ボディを優しく拭く。アルカリ電解水の通常の用途は、油汚れの掃除である。
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ちょっと拭くだけでだいぶ黒い。20年近く放置されていたぶんの汚れが溜まっていると思えば、むしろ綺麗な方だろうか。
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レンズはフィルターを外し、ブロワーで大きなホコリを払う。
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ペーパーにクリーニング液を染み込ませ、優しく拭いていく。クリーニング液の成分は水と界面活性剤。カビも案外落ちるものだ。
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夜間のため適宜LEDで照らしながら、指紋などの拭き残しがないかをチェック。白くまだらになっているところは内側のカビだ。透明な壁1枚隔てた向こうに、拭けば取れるカビがあると思うと、もどかしい気持ちになる。

数時間かけて拭き上げたら、外側はおおむね綺麗になった。

ここまで前置きがとても長くなってしまったが、各レンズの紹介と、試写を始めよう。

⏩ カビもフィルターと思えばエモい

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