日曜たのしさ一万尺 2023年10月22日

捨てられない器3~祖母の代から使っている缶

プラスチックってよっぽど薄いものでなければ、洗うと再利用できてしまうんですよね。プリンの容器、コンビニでくれるスプーン。

いわんやガラスや鉄をや。

捨てられるわけがありません。

そんな感情を持つ私たちが、捨てずに使っている器を披露するページです。

1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー)

前の記事:遠くのビルを同定するときはニトリを探せ(展望台趣味~相模原、厚木編)

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使い道に納得

今回は使いかたに納得感のある器が集まりました。まずはこちらから。焼酎?と思いますが……。

ミニ焼酎のボトル(すえぞう)

口が広く液漏れしないのでインスタントコーヒーを持ち歩くときに使います。粉と水を入れてシャカシャカすると簡単にできます。
ちょうど缶コーヒー一個分。

コーヒーがそのまま作れる容器、って名前にしたら売れちゃいそう。空の容器を売るのもなんなので焼酎いれたりして(一周した!)(林)

綿棒の入れ物(かみや)

綿棒の入れ物(フタは捨てる)です。
ペンを線画用・葉っぱっぽい色・肌っぽい色などでざっくり分けて入れています。
透明なこととサイズが絶妙なこと、あと軽くて丈夫で使いやすいです。
次に使い切った綿棒のケースは、今は紙箱に入れている空や海っぽい色用にすると思います。

コピック入れ。しかもテーマごとに分けるのはプロっぽい。(林)

青ゆずこしょう、ほか(チャパティー)

左から、かぐらの里の青ゆずこしょうミニタイプ20g、ボンヌママンのミニジャム、モロゾフのプリンカップです。
柚子胡椒の小瓶は中身の使い切りやすさと瓶のミニチュア具合が最高です!
ボンヌママンのミニジャム空き瓶は小さなクリップたりピアス入れになってます。
モロゾフのプリンカップはお酒のちょい呑み用として活用しているので捨てられない!

モロゾフは酒用、に納得しました。ちょうど良さそう(林)

キャラメルが入っていた容器(まことん)

奥さんが職場の同僚からもらったフランス土産のキャラメルが入っていたおしゃれ容器。
曲げわっぱぽくて捨てられず、なぜかこれもキッチンにあった鬼滅の刃マンシール入れになってます。

鬼滅の刃マンシール入れ、でそのまま10年ぐらい過ぎそう。(林)

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かわいいくて納得部門

今回も捨てられない器の華、これを捨てるなんて無理という器たちが来てますよ。

冷やしあめの空き容器(ちゅんく)

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冷やしあめの空き容器をコップとして使ってます
捨てられないというか、粗忽者なので次々とコップを割ってしまい最終的にこの容器が生き残ったというべきでしょうか
輸送に耐えられるだけあってすごく頑丈です
余談ですが、同じ理由で食器もパン祭りの皿ばかりです。

かわいいうえに丈夫。しかもただ。食器メーカーのピンチです(林)

柚子胡椒(たろう)

柚子胡椒(中身もものすごく美味しかった)の空き瓶で、パッケージに一目惚れしました。目が合うと和みます。どう使えば天狗が活かしきれるのか、模索中です。

天狗の上に花が咲いてますね。昔話のラストシーンみたい(林)

薬用化粧水(ゆか)

にきびを防ぐ薬用化粧水のビンです。思春期息子にニキビが出来始めたので使い、ブルーのビンがあまりにキレイで捨てられずにいます。小さな野の花1本くらいなら飾れるかも知れません。
息子のニキビは良くなっていますが、引き続きビンは生み出されそうで、2本目3本目となったらどうしようか悩みます。

きれいな瓶が増えるたびに息子さんの肌もつやつやになっていく(林)

マーガリンの缶(ずいずい)

バイト先で使われていたマーガリンの缶。
とても可愛い缶だったので、店長に欲しいと交渉して貰い受けました。マーガリンがなかなか落ちなくて、風呂場で涙目で洗っていた事を思い出します。

海外製品かと思ったら「リス印マーガリン」という岡山のメーカーのものなんですね(ネットで調べた)。(林)

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思い入れありあり

これまでになかったパターンです。物語があって捨てられない器たち。

桃缶(ちょろた)

もう何年あるかわからない。祖母の代から使っているらしい、あけぼののシラップ漬け桃缶。耳かき、ピンセット(毛抜き)、医療用のハサミを突っ込んである。容量、安定感抜群。時代を越えて使われ続けるのも納得です。中は錆びてるけど

これはもう実家の一部ですね。捨てたら家が傾きそう(林)

味の素の缶(鯨)

北米に三十年以上住んでいます。この缶は渡米した際日本の実家から持ってきました。今では何故この缶を持ってきたのか覚えていませんが、その後何度も引越しをしたのにまだ手元にあり、小銭入れになっています。今度日本に行く時はこの小銭で菓子パンでも買おうかしら……。

渡米するときにこれを持ってきたと思うとエモい。ジーンズに白Tの若者で想像しました。(林)

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懐かしい!

最後は久しぶりに見た器たち。

写真のフイルムケース(せきちく)

今はモノクロフイルムが二千円とかするので現像に出す時はケースは取っておきます(貧乏性)。昔はカメラ屋さんでケースだけタダで貰えて小銭入れやタイムカプセルにしたものですじゃが当時も使う当てもなく溜め込んでましたね。

あった!半透明のケースに小銭入れてました!いまボロ市で売ってたら買います。(林)

ピース(横綱(相撲king))

いわゆる「缶ピー」と限定販売の「the peace」です、って言ってもわかってもらえないですが、タバコの缶です。
缶ピーの方はペン立て・小銭入れ、ザ・ピースはあまり使わないカードをしまってます。
常に消費してるんで、基本は捨ててますけど…

缶のピースありましたね!そこはかとない親戚の家っぽさ。(林)


自分の家だけじゃなかった、そんな安心感を与える企画でした。「捨てられない器」 。

ミニマリストに慣れそうにない同志たちよ! まさかと思う器を再利用して豊かな暮らしを送りましょう。

この企画はいったん今回で終了です。ご参加ありがとうございました。

捨てられない器のバックナンバー

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