続きます
改めてこういう形の、お互いが話を持ち寄って話して聞くトークイベントがあってもいいなあと思う。前回の庚申待以来だが、やはり楽しい。
会が始まったのは9月4日の19時。そして月の出は22時過ぎだ。記事はここまでようやく1時間が経ったところ、あと2時間ある。残りのお話は次回に続きます。
さすがの荻窪さんも二十三夜塔のストックはそうそうないようで、ここからはその他の石仏などを紹介しますとのこと。

荻窪:池袋です。この赤い線を北に行くと十条を抜けて岩淵の方まで繋がってる、鎌倉街道の中道(なかつみち)と言われてる道で、この丸いところにあるお地蔵様です。

荻窪:子育て地蔵尊で、今は後ろが帝京平成大学になってますけど。春日通りが、江戸時代より前の川越街道なんです。そこと鎌倉街道との辻にあったお地蔵さんです。

荻窪:めちゃくちゃ綺麗じゃないですか。でも後ろに影がいる(矢印)。
会場:ほんとだ! こわい・・
荻窪:なんだろうと思って後ろに回ってみると・・

荻窪:初代のお地蔵さんがいる
会場:おお・・
荻窪:溶けてきちゃってる(表面の凹凸がなくなってる)ので、なんか怖くありません?
会場:こわいこわい
ここで会場から疑問が出る。
会場1:並べないんですね? 古いのと新しいのを並べてもよさそうですが。
黒川:拝むときに(初代が)延長線上にいるっていうのがポイントなんですかね。
会場3:なるほど! 並んでたらどっちを拝んでいいか分からないですもんね。奥にいればいっぺんに拝んだことになるかも。
吉村:まあでも一般的には左右に並べますけどね
荻窪:話題が広がるのが楽しい・・

荻窪:つぎは目黒通りです。

左側が古い地図、右側がいまの地図。
荻窪:右側が今で、道路が一本増えて、ややこしいことになってます。左側の丸のところに石造物群があったのが、今は右側の丸のところにちょっと移されました。
新しい道や施設ができたときに、そこにあったお地蔵様などが別の場所に固まって移されるのはよくあるらしい。

荻窪:移された場所はここです。「荏原郡等々力村」って書いてあるんですが。
会場:なんか真ん中のやつが溶けてません?
荻窪:そうなんです!

会場:ひえええ
荻窪:あまりに怖い。どうみても諸星大二郎じゃないですか?(会場笑)
※諸星大二郎:異形の存在によって日常の価値観を転倒させるような作品を多数発表している漫画家。(Wikipedia より)
荻窪:諸星大二郎仏と勝手に呼んでます。
荻窪さんによると、交通量の多い車道沿いの石仏は、とくに砂岩のものはこんな感じでドロドロに溶けることがあるらしい。こわい。

荻窪:次は三鷹市の牟礼に行きます。連雀通りと人見街道の真ん中に石仏群があります。

荻窪:これですね。左が庚申塔で、綺麗な笠がすごい立派です。地震が起きたら落ちそうですが。ポイントは真ん中です。

荻窪:これ!
会場1:埋まってる・・
会場2:三猿(さんざる)の聞かざる、ですよね?
※三猿:見ざる🙈、聞かざる🙉、言わざる🙊のポーズをした猿。庚申塔の下のほうなどにいる。
会場3:三猿が上にくるケースで、猿だけが残ったんですかね?
補足すると、通常は三猿は庚申塔の下のほうにいるのだ。
こんな感じだ。しかし中には三猿が一つずつ独立して庚申塔の上に置かれるケースがあるのかもしれない。そして聞かざるだけが残って、埋まったのかもしれない。というような推測だ。
会場からは、上に乗っているケースは知らないが、正面に三つ置く例は見たことがある、という意見が出た。
荻窪:なんにしても、どう見てもかわいそうな猿ですよね(会場笑)

改めてこういう形の、お互いが話を持ち寄って話して聞くトークイベントがあってもいいなあと思う。前回の庚申待以来だが、やはり楽しい。
会が始まったのは9月4日の19時。そして月の出は22時過ぎだ。記事はここまでようやく1時間が経ったところ、あと2時間ある。残りのお話は次回に続きます。
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