新潟市中央区、新潟のうまいものが集まるピア万代
やってきたのは、新潟駅から徒歩20分に位置する新潟のうまいものが集まる市場「ピア万代」。
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お魚市場や、飲食・レストラン、イベントゾーンなどが集まった観光施設であり、新鮮な魚介類が豊富にある。
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こちらの施設に牡蠣小屋はあり、そのお店がこちら。
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港食堂別館、波止場のかき小屋である。
新潟では数は少ないが通年営業しているかき小屋がある。新潟県は加茂湖や真野湾をはじめ、実は牡蠣の名産地だ。とはいえ地元に住んでいるとあまり縁はなく、実を言うと前から一度ここに来てみたかったのだ。
編集部さん、いい機会をありがとう。
なお、今回はひとりでやってきた。5000円分、ひとりじめしたい。
さあ何を食べようか?
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しばし考え、まずは以下二点を決定。
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一つ目は、缶一杯に貝類を詰め込んで缶ごと蒸し焼きにする豪快な浜料理「ガンガン焼き」から、牡蠣以外の味も楽しめる〝海鮮〟をチョイスした。
ガンガン焼きを食べるのも初めてであり非常に楽しみである。
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二つ目は、丼ものの中から全人類が愛してやまないと個人的に思っている「いくら丼」を選んだ。
お一人さま…ですよね?
発注のため注文口へ行く。
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女性スタッフさんから「おひとり様ですか?」と聞かれ、「そうです」と答えると、一人分の箸や水を用意してくれた。
つづいて「ご注文は?」と聞かれたため「がんがん焼きの海鮮と、いくら丼をお願いします」と言うと、少し驚いた顔をされ「お一人さま…ですよね?」と念を押されたので「そっそうです…」と答えた。
こんなに一人でたくさん注文するなんて、どう思われてるんだろうと考えると急に恥ずかしくなり「えーと、はは、そうなんです、今日は、5,000円分食べるっていう、たはは…」と、しなくてもいい来店の意図をモゴモゴ説明。
しかしモゴモゴ過ぎてスタッフさんの耳には届いておらず、すでに奥の厨房へ入って調理に取り掛かかられていたので、数秒間ひとりで大量注文の言い訳をする人となってしまった。
いくら丼じゃい
とはいえ、これから夢の時間がはじまると思えば多少の恥じは大したことない。ここまでの金額3,960円の会計を済ませてせっかくなので波止場の見えるテラス席へ移動する。
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波止場のかき小屋の名前通り、波止場を眺めながら食事をとることができる最高の席だ。
そして数分後、運ばれてきたのがこちらである。
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一杯1,650円!
私はいままでこんなに高い丼を食べたことがあっただろうか?
ない!多分!
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さて、人生最高価格丼に、わさび醤油をひと回しかけて、かっこむ!
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わさびが効きすぎて思考停止した表情ではない、おいしくて感極まった表情である。
新鮮ないくらがプチッとはじけるたびに、口中にトロッとした液体が広がって行く。その状態でご飯をワシワシとかっこむ。
プチッ、トロッ、ワシワシ、のくりかえし。
天国か。
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