カナッペではない
丸井でもらった皿に皮を載せ、少しづつ肉を盛り、メインの具を載せていく。
うめぼしは、「焼き梅」が甘くて好きなので、そのセンを狙った。巨峰はいったいなにごとかと自分で思うが、プチトマト的な「噛み切るとブチュ!」のおいしさを狙いつつ、ワイン的な隠し味の役割も期待。
外国では狩猟で獲らえた動物を料理するのに果物をソースとして加える、という聞きかじりの知識でもって、みかん、パインと続く。まあパインは「ハワイ風」メニューに肉と共に出る機会も多いし、大丈夫だろう。
ハチミツは、中華で「ハムのハチミツ煮」があるからいいだろうと。実際、肉の上にハチミツをかけるときは、ありえない状況に興奮して、かけすぎた。
またもや漫画「美味しんぼ」の影響を受ける。作中では黒蜜餃子という恐ろしげなものを紹介していたが、そこから和菓子つながりであんこを試してみようと思った。ただし肉を入れずに。弱気。
Onlyモノを作ってみたくなって。でも包むときのあの頼りなさはどうしようもない。とろろでは皮を2枚も破った。早くも失敗の序曲が聞こえる品々だ。
どうにか包まってくれたので、いよいよ「焼き」に入る。一つでも皮が破れたらと思うと、急に緊張してきた。