食べ比べてわかったこと
・納豆のタレは出汁醤油で、各社によって醤油、出汁、甘み、酸味をブレンドしたもの。
・おかめ納豆のタレはめんつゆより甘味が少なく、そばつゆには合わない。
・そして公園で物を食べるときは鳩に注意が必要だということもわかったのである。
だいたいの納豆にはタレがついている。
各社がそれぞれのタレをつけているのだが、納豆と混ぜて食べることになるのでタレ単体でどういう味なのかハッキリしない。
どのような味がするのか、どのような違いがあるのか食べ比べてみよう。
近所のスーパーと、別記事の撮影で立ち寄ることとなった千葉県茂原市の道の駅「ながいき市場」で合計5種類の納豆を購入。
最近の納豆には、梅、紫蘇、わさびなど様々なフレーバーがあったが食べ比べの軸がぼやけるため今回はスタンダードなもの限定で比べていくこととする。
当初上記五種類のタレを食べ比べる予定だったが、買ってからよく見ると納豆名人に「たれ、からしはついておりません」と明記してあった。
「そういうことは買う前にしっかり確認しろ」と自分に言い聞かせて、あらためて納豆のタレ四種類の食べ比べをやってみよう。
こうしてみると色が濃いものから薄いものまで様々である。
ということで、テーブルの隣にやってきた保育園児とその先生たちに見守られながら出した結果が以下である。
| 商品名 | メーカー | 感想 | 甘味 | 酸味 | 醤油 | 出汁 |
|
納豆名人(極小粒) |
おはよう | タレの添付なし | ||||
| ちば豊(中粒)) | あづま食品 | 甘味と酸味が強い | ★★★ | ★★★ | ||
| 北海道納豆(小粒) | くめ納豆 | 全体的にバランスよし | ★★ | ★★ | ★★ | ★★ |
| 金のつぶ とろっ豆(極小粒) | ミツカン | 酸味が強い | ★★ | ★★★★ | ★★ | ★★ |
| おかめ納豆(極小粒) | タカノフーズ | 醤油、出汁強め | ★★ | ★ | ★★★ | ★★★ |
上記のような結果となった。
結論としては納豆のタレは出汁醤油で、その味は「しょうゆ味」「ダシ味」「甘味」「酸味」の四つのバランスに違いがあることがわかった。
これを参考に納豆好きな方は、好みの納豆に、好みのタレをチョイスして食してみると、さらに深い味わい方ができるはずだ。
先述した「しょうゆ味」「ダシ味」「甘味」「酸味」というのは、だいたい「めんつゆ」ではないのか?
ということは、我々は納豆にめんつゆをかけて食べていることになるのではないか?
だとしたら逆に納豆のタレでざるそばのつゆを作って試してみよう。
しかし、そばつゆにするほどの量のタレを準備するにはどのくらいの納豆を使えばいいのか不安になる。
すでにうちの小さい冷蔵庫は、ここまでに買った五種類の納豆が十五パックでギュウギュウになっている。
と調べていたら大きな納豆のタレが、おかめ納豆から納豆とは別売りで発売されていることが判明。さっそく通販で発注し受け取る。
「そういうことは買う前にしっかり確認しろ」と再び自分に言い聞かせる。
しかし、まあ、とにかくこれだけあればなんとかなる。
さっそくコンビニのざるそばを用意してそばの付けダレとして食べてみよう。
「やっぱりそばのつけダレには甘味が少なく、味が濃すぎると言う感じで…」
とカメラに向かって話していると突然バササササーーッツと
鳩が複数羽飛び立ち
食べ物に吸い寄せられていつの間にか鳩たちが十数羽集まっていたのである。
・納豆のタレは出汁醤油で、各社によって醤油、出汁、甘み、酸味をブレンドしたもの。
・おかめ納豆のタレはめんつゆより甘味が少なく、そばつゆには合わない。
・そして公園で物を食べるときは鳩に注意が必要だということもわかったのである。
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