素晴らしい景観
初めて新勝寺を訪れた。正直に言ってとてもよかった。新勝寺はもちろん、そこに至る参道もよかった。景観形成重点地区になっているようで建物の雰囲気が統一されており歩いていて楽しいのだ。また私が訪れたのは休日だったけれど、人は適度で、最近よく聞くオーバーツーリズムになっていなかった。また行きたいと強く思える場所だ。あとNintendo Switch 2が買えることも願えばよかった。
参考文献
「成田山新勝寺 公式ガイドブック」大本山成田山新勝寺 時事通信社 2020
次は1858年建立の本堂だ。現在は釈迦堂になっている。建立された約10年後に江戸時代は終わる。福澤諭吉が蘭学塾を開いている、154年後にはWii Uが発売されている。そんな時代に建築されたものだ。もともとは今の本堂の場所にあったけれど、建物をそのまま移動させる「曳家」で現在の場所になった。
建物は総欅造で、周囲の壁には江戸後期の仏師である「松本良山」が彫った五百羅漢を見ることができる。先の光明堂と大きさは同じくらいではあるけれど、より緻密で手の込んだ造りになっていることがわかる。装飾が豪華なのだ、だって五百羅漢だもの。
この五百羅漢は一人ずつ表情が異なり、亡くなった親族や知人の面影が必ずあると言われている。確かに一人一人表情が異なる。それを見るのは楽しいものだった。表情が豊かなのだ。私もこのくらい表情豊かでありたい。
最後は現在の本堂。1968年建立で大本堂と呼ばれている。その理由は今までの本堂と比べると一番大きいからだろう。鉄骨鉄筋コンクリートで地上2階、地下1階の建物となる。鉄骨鉄筋コンクリート、時代の移り変わりを感じる。
感想としては大きい、である。だって本当に大きいのだ。今までのものと比べると段階なく急に大きくなった気がする。また鉄骨鉄筋コンクリートとなったことで、先までの本堂と比べると全くの別のものに感じる。
私は大きいものが好きなので、大本堂は好きだ。大と付けたのも愛おしく感じる。ここで毎日御護摩祈祷が行われている。堂内は296畳敷きだそうだ。私の家に6畳の部屋があるので、約50倍。大きいし羨ましい。
現存する歴代の本堂を見た。時代による変化を感じることができた。小さかった本堂が寺院の隆盛により大きくなり、また建築技術の変化により造りが変わる。そのような変化がわかるのだ。もちろん新勝寺は他にも見所がある。
実は私が一番心惹かれた場所は「奥山広場」だ。釈迦堂の隣にある。懐かしく感じる場所だった。外にガラス張りの冷蔵庫があり、カツ丼やそばなどの手書きのメニューが並び、おでんやラムネと書かれた小さな旗のようなものが風に揺れる。
子供の頃に奥山広場に行った人に話を聞いた。昔はもっと賑わっていて、今はシャッターが閉まっているお店も多いけれど、そうではなくて、新勝寺に行くのはここに来るためだったと話してくれた。
また新勝寺には「出世稲荷」もある。稲荷神社だ。神社だけれど、お寺にもあるのだ。たとえば京都の「伏見稲荷大社」は神社だけれど、愛知の「豊川稲荷」は「圓福山豊川閣妙嚴寺」が正式な名前なのでお寺となる。
伏見稲荷大社の主祭神は稲荷神(ウカノミタマ)で、お寺の場合は「荼枳尼天」となる。新勝寺の出世稲荷は荼枳尼天だ。「だきにてん」と読む。
出世稲荷でも、先に書いた本堂でも私は商売繁盛を願った。仕事が欲しいのだ。光明堂では商売繁盛だけではなく、恋愛的なことも願ったけれど。そういうご利益があると聞いたから。ただご利益だけではなく、新勝寺はありがたいな、と自然に出る感じだった。
初めて新勝寺を訪れた。正直に言ってとてもよかった。新勝寺はもちろん、そこに至る参道もよかった。景観形成重点地区になっているようで建物の雰囲気が統一されており歩いていて楽しいのだ。また私が訪れたのは休日だったけれど、人は適度で、最近よく聞くオーバーツーリズムになっていなかった。また行きたいと強く思える場所だ。あとNintendo Switch 2が買えることも願えばよかった。
参考文献
「成田山新勝寺 公式ガイドブック」大本山成田山新勝寺 時事通信社 2020
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