SNSにアップすると不思議な感じになる動画

上下に移動する動画をアップすると不思議な感じになる

SNS、とくにツィッターなどのタイムラインを上下にツーっと動かした時、タイムラインにアップされた動画がチルト（上下に移動）していると、タイムラインの中に小窓ができて、そこを通してむこうを見ているような感じにならないだろうか。

言っていること、わかりますか。

つまり、こういうことだ。 

GIF画像も作ったので見てほしい。

自分の指でタイムラインの画面をツーっと動かしているけれど、動画の向こうは動いてないようにみえるという。錯視？ なのかよくわからないけれど、そういうやつだ。

フェイスブックのタイムラインでたまに写真が立体に見える投稿をみかけることがあるけれど、これはチルトした動画をアップするだけで、動画が簡単に立体ぽくみえる。という裏ワザである。

いま「だから、なに」と感じたひとがおおいだろう。

何を隠そう、自分自身も半分ぐらいは「だから、なに」という気持ちがないわけではない。しかし、あと半分の「おもしろいなー」と感じた感性の方を信じて、この記事を書ききりたい。そういうひとに、私はなりたい。

縦長の建物を上下にチルトさせてみたい 

さて、上下にチルトさせるということは、縦長の建物を上下に撮るのがいちばんわかりやすいのではないか？ そんなわけで、東京タワーにやってきた。

 上下にチルトする動画は、手持ちでやってもいいけれど、三脚に固定して撮影したほうが具合が良さそうなので、スマホを三脚に固定して撮影。

で、撮れた映像がこれ。

それを、さっそくそれをツィッターにアップしてみたのがこちら。

タイムラインのむこうがわに、東京タワーがそびえ立っているようにみえる。誰がなんといおうとも、断固としてみえる。

この動画、特に難しいこともなにもなく、スマホでチルトした動画を自分のSNSに投稿するだけである。

投稿するSNSは、タイムラインが上下に動くタイプのツィッターやフェイスブックといったSNSの方が具合がいい。ティックトックみたいに、いちいち画面が切り替わるタイプや、タイムラインの動画が自動再生されないものだと、うまくいかない。

ツィッターに限っていうと、動画の自動再生の設定がオフになっているとだめなので「設定とプライバシー」から「データ利用の設定」を開き「動画の自動再生」がオフになっていないのを確かめてほしい。

展望台では、窓を使ってチルト動画が撮れる 

さて、この世は、三脚を使っていい場所と、使ってはいけない場所のふたつでできている。

東京タワーの展望台も、おそらく三脚は使用禁止だろう。知らないけれど。怒られそうなところでは三脚を使わない方が賢明である。

昨今の不穏な社会情勢により、東京タワーの展望台は、人影もまばらで、これが東京第一等の観光地なのかと思うと、いささか寂しいものがある。

しかし、展望台からの眺めは相変わらず悪くない。

さて、ここで、うまい具合にチルトさせた動画を三脚なしでとる場合は、展望室のガラスにスマホをあてて撮るとブレずに済むことがわかった。

 そうやって撮ったのがこちらの動画である。

町のミニチュアを、小窓から覗くような気分になった。

ジャングルジムを上り下りするひとの動画を撮る

さて、みなさん、薄々感づいているかもしれないけれど、この記事は、もう、これ以上特筆すべきことはなにもない。

チルトしている動画をSNSのタイムラインでみると、なんだか不思議な感じになるよ。ということをいいたいだけなので、率直にいうと、もう終わりである。

ただ、建物をチルトで撮っただけだと味気ないので、もう少しおもしろそうな動画を撮ることはできないかと考え、とりあえず外に出てみて撮影したのが以下の動画である。

近所の公園のジャングルジムに上り下りするだけの動画だが、SNSのタイムラインに投稿して、上下に動かすと、タイムラインの小窓を覗きにくるおじさんのようにみえないだろうか？

学校が休校になってしまった子供に手伝ってもらい、公園まで撮影にでかけた。

子供達であふれかえる公園で、ジャングルジムをなんどか上り下りする動画を、中学生の息子に手伝ってもらって撮った。

わざわざ三脚にスマホを固定して、ジャングルジムを上り下りするおじさんを撮影する中学生という組み合わせが珍しかったのか、小さな男の子に「なにをしているんですか」と無垢な質問をされてしまった。

そういう質問に慣れておらず、しどろもどろになっている息子を尻目に「仕事だよ！」と明るく答え、父親として「できる感じ」を見せることができた。