ショート記事 2024年12月2日

バトルジャケットができてうれしい

ヘビーメタル界では、バンドのパッチをつけたベストのことをバトルジャケットと呼ぶ。
それはヘビーメタル界ではとてもかっこいいものと考えられ、私も長らくあこがれていた。

そしてこのたび、やっと私もバトルジャケットを作ったのである。

1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー)

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アイテムを集めるのだ

長らくあこがれていたくせに作っていなかったのは、アイテムを集めるのがちょっと面倒だったから。ぐうたらの本領を遺憾なく発揮した結果だ。

小さいパッチはいくつか持っていたが、それ以外のアイテムがなかった。
そもそも自分にちょうどいいベストのサイズがわからず、ぼんやりしていたのだ。スタートラインにすら立ててない。

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ぼんやり。

バトルジャケットは背中に大きなバックパッチをつけることが多い。それもどれにするか決めかねていた。

決めかねたまま静かに年月が経っていたのだが、今年になって好きなバンドのバックパッチが出るという情報を見た。これだと思ったが円安のせいか思ったより高かったので躊躇してしまった。送料入れて7000円くらい。送料が高いのは海外バンドのグッズ買うときあるあるだ。

でもどっちにしろバックパッチは買うんだし、海外のサイトで買うならどこも似たようなものである。
だったらいちばんほしいパッチを買うべきだろうと予約した。

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ようこそ我が家へ。

10月になり、パッチが家に届いた。
めちゃくちゃかっこいい。いまいちばんかっこいい7000円相当の品である。

ベストはパッチを予約したあとになんとなく1枚買ってみたものがある。
ただ大きくて武士の肩衣みがあったので、7000円相当のかっこいいものをつけたくないなと思ってしまった。

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これにかっこいいパッチはつけたくない。
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やっと作り始める

肩衣ベストのサイズを参考に、ちょうどよさそうなサイズのベストを探して買った。
やっとスタートラインだ。

まずバックパッチから縫いつけた。

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やばい、宇宙一かっこいい。
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ほかのパッチも、一枚一枚ていねいにつけていく。
縫ってつけているのは、あとではずして移植したりできるように。

縫いつけるだけだから簡単だと思っていたが、生地が厚かったりポケットを潰さないようにパッチをつけたりしてまあまあ手間だった。

年季の入ったいかついバトルジャケットを着ているみんなもまめにパッチをつけているんだなと思うと心がなごんだ。ポケットのことを気にしているかは知らんけど。

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できた!
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着た!手が浮かれている。
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うれしい!

スペースに余裕があるので、今後も拡張が可能なんだよ。

(おしまい)

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