特集 2026年6月24日

私たちが食べ放題の旅に出る理由〜室津の牡蠣2026

少しさかのぼって、今年の3月の話。
冬の味覚といえば有無を言わさず牡蠣でしょう。牡蠣!牡蠣!牡蠣!
毎年寒くなると頭に浮かぶのは愛しい牡蠣のことばかり。そんな牡蠣大好き姉妹が毎年心待ちにしている恒例行事がある。牡蠣の聖地、兵庫県たつの市室津で牡蠣を食べるという行事だ。

私たちは50代の姉妹のユニットです。父は恭治(享年80)母はみさ子(享年87)父母の名にかけてオモロイことを見つけながら生きていきたいです。

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うちらは牡蠣が大好き!

これは三年前、はじめて室津に来たときのうちら。

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牡蠣
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昨年(令和7年)の室津漁港

毎年訪れる牡蠣専門店は食べ放題。つまり時間内であれば食べれるだけ食べてよい。死ぬほど食べてもよい。この日だけはカロリーも塩分も気にせず思い切り食べてもよい。ということにしている。「美味しいところでやめとく」とか「食べ過ぎてキライになっちゃったら悲しいし⋯」などと甘っちょろいこと言うてる暇はない。この日だけは、うちらは、限界を超える覚悟で挑む!

令和8年3月5日。晴れ。我々の住む大阪から車で2時間半。姉の運転で室津へと向かった。この日のために各自うちらは体調管理に努め、牡蠣をスムーズに食べるためのイメージトレーニングも欠かさなかった。

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エア牡蠣と格闘する姉(画・姉)

今年は何個食べることができるだろうか。過去の記録では、2人で70個(姉45個、妹25個。妹はビールも必要なため少なめ)。今年はこの記録を塗り替える覚悟だ。

もちろん朝から何も食べていない。お腹はグーキュルルと鳴っている。食べ放題の前に余計なものは腹に入れたくない。
が、しかし、途中立ち寄ったサービスエリアでなんと姉が「唐揚げ食べようかな」と言い出した。

「唐揚げ!?」妹は驚愕した。「唐揚げて、油やで⋯正気か?あんた気が触れたんか!?」

しかし姉は冷静かつドヤ顔でこう説明した。
「食べ放題の前に唐揚げ食べたらええんやて。いつもよりたくさん食べれるらしいで」
何それ何情報?
妹「なんで?」
姉「知らんけど、友達の友達が言うてた」

適当な推測によると「唐揚げの油で喉がするっとなっていくらでもイケるらしい」と納得のいく根拠は見つからないのだが、得た情報はとりあえずすべて試してみるのが食べ放題の醍醐味かもしれない。

サービスエリアでは朝早すぎたのでまだ唐揚げが売っていなかった。なので姉はコロッケを購入した。

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揚げたての神戸牛コロッケ
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姉「もぐもぐ」

姉「うん、美味しい!」 

そりゃー美味かろう。しかし大丈夫か。芋だぞ。
姉「大丈夫!これでするっとイケる!」
この戦略が吉と出るか凶と出るか⋯。

ちなみに立ち寄ったのは宝塚サービスエリア。
シャンデリアのある女子用トイレで有名だ。誰でもタカラジェンヌのようなトイレタイムを体験できる。

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トイレが自慢

コロッケも食べた。(妹も一口もらった)トイレも済ませた。

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着いた!

うちらの大好きな、牡蠣処 網元桝政さんに到着。室津湾のすぐ近く。栄養豊富な室津湾で養殖された取れたての牡蠣をすぐさまいただけるので新鮮さはピカイチなのだ。

今年も来たよ。いざ、入店!

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テーブルには焼き牡蠣用の炭火、蒸し牡蠣用のコンロがスタンバイ

このお店はセルフサービスのため、三年前に初めて来た時は「まず何をどうすればいいの?」と戸惑い、何度も店員さんに訊いたりチラチラと他のお客さんの様子を伺ったりしてワタワタとしていた。でももうそれも今や昔。うちらは立派な常連だ。堂々と振る舞おう。
我々はテーブルに案内されるやいなや一目散で準備にとりかかった。制限時間は90分だ。カーン!と脳内でゴングが鳴る。それでは姉妹の華麗なる連携プレーをご覧ください。

まずは姉が水槽に入っている牡蠣をバケツに取ってくる。

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てきぱき
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てきぱき

その間に妹はというと⋯

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てきぱき

牡蠣ナイフ、紙皿、紙エプロン、軍手、トング、お冷など必要なものはすべて自分で取りにいかなくてはならない。
妹は姉が牡蠣を取っている間にこれらを用意する。

そして姉が熱々になった炭火の網に牡蠣を並べ

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てきぱき
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てきぱき

そしてここからが見せ場!
妹がすかさずアルミホイルを投げ渡し姉がキャッチ。

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アルミホイルを⋯
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しゃーっと
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被せるのだ

こうすれば熱が逃げず早く牡蠣が焼けるってワケよ。この知恵は三年前に隣のテーブルにいたカップルの行動を姉が盗み見していたことにより得た。

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さらに
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蒸し器にもイン!

こうしてしばし待てば美味しい焼き牡蠣、蒸し牡蠣が無限に食べれるのだ。

⏩ 「永遠に食べれるな、これ!」

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