おれが行くか、おまえが行くか
ハンバーグレストラン「ベル」については多数のニュースサイトでも取り上げられており、ちょいとインターネットで検索すればすぐにその情報を見つけられる。なんなら公式サイトにもしっかりとその旨が記載されている。
でもそんなことは関係ない。おれが行きたい、そう思ったから行くし、大喜びして写真とかも撮っちゃう。
わたしを空腹にしないほうがいい
お目当てのハンバーグレストラン「ベル」大通店は盛岡駅から徒歩20分、盛岡大通商店街をまっすぐ歩いた先にあるという。ずんずん歩いていこう。
盛岡大通商店街は昔からのお店とチェーンの居酒屋やカラオケ、パチンコ屋が混在していた。こういう駅周辺ですべてが完結できるようになっている街ってどこに行っても地元みたいな不思議な感覚があるよね。好きです。
著者のくどうれいんさんは盛岡の歌人らしい。地元の方の著書を自販機で売る、まさに郷土愛である。これがニューヨークタイムズの「2023年に行くべき52カ所」に選ばれる都市の実力ですよ。本当です。
びっくりドンキーの元となったハンバーグレストラン「ベル」
岩だ。遠目から「岩がそびえ立ってるなー」と思ったらそこがベルだった。
たぶんベルだと思う。だってあまりにもでかでかと「ベル」って書いてあるし。これで中にセブンイレブンとか入ってたら怖くて腰を抜かしてしまうかもしれない。
近年すごい勢いでタブレット端末に置き換わってる木のプレートだが、ここではディスプレイとして活躍しているようだ。また会えてよかった。最近何してんの?仕事忙しい?今度飲み行かない?
店内はおしゃれなびっくりドンキー
店内に入って気づいたのは、ここが「びっくりドンキー」だということである。
発祥のお店は思ったよりも小さかったり、ちょっと雰囲気とか違ったりするんだろうかと思っていたけど、全くそんなことはない。食器から何やら全然びっくりドンキー。細かいところまでびっくりドンキーだ。
しばらく待っていると店員さんが「こちらメニューです」とメニューを持ってきてくださった。
木のメニューだ!店頭ディスプレイだけじゃなかったんだ!!
お近くのびっくりドンキーのメニューがタブレットに置き換わってしまった方へ朗報です。ここ、まだ木のメニューあります。
今回は新作メニューの「にんにく七味の黒麻辣バーグディッシュ」を注文。絶対おいしいと思う。だってにんにくで黒麻辣でバーグのディッシュだぜ?
七味や黒麻辣の主張の強い辛味を肉の旨味が上手に包み込んでいる。うまい。辛い。辛いけどうまい。ライスが無限になくなるやつだ。
明治時代にこれがあったら「Happy」の日本語訳は「にんにく七味の黒麻辣バーグディッシュ」になっていただろう。
よかったな、このハンバーグが生まれたのが令和の時代で。