四つ目の麺類、キムチ納豆ラーメン
さて、ハンバーグレストラン「ベル」に大満足したところで、次に気になるのは盛岡三大麺に続く四つ目の麺類である。
その名もキムチ納豆ラーメン。盛岡は柳家というお店で食べられるらしい。
柳家も先の「ベル」同様大通にあるためこのまま向かいたいところだが、ハンバーグがおなかの中でよろしくやってる状態で食べるのも忍びない。そのため腹ごなしにうろうろしてから向かうこととした。
よってここからは道中見かけてうれしかった看板・ディスプレイ三選です。
以上、見かけてうれしかった看板・ディスプレイ三選でした。
思ったよりもクセのないやさしいラーメン
納豆といえばそのまま食べる以外にもカレーに入れたりそばに入れたり、トッピングとして様々なところに出張するイメージがある。
ただ、私はどのトッピングも試したことがない。納豆といえばご飯とともにそのままぱくりだ。だからあの匂いやねばりが料理としてどんな力を発揮するのか全く分からない。
そんな中でのキムチ納豆ラーメン。対戦よろしくお願いします。
キムチ納豆自体も気になるが、さらにそこにレアチーズを載せるオプションもあるようだ。クセのある食べ物とクセのある食べ物のぶつかり合い。怪獣大戦争だ。
色々気になってしまったが、落ち着いて元祖キムチ納豆ラーメンを注文。『初めて行くお店は必ず一番ベーシックでおすすめなメニューを頼む』党代表のりばすとです。
具材はネギにもやし、コーンとなんとなく味噌ラーメンっぽい。味噌ラーメンと明らかに異なるのはキムチに染まったスープの色と細かく刻んで入っている納豆だ。器と相まってキムチ鍋みたい。
やさしい。すごくやさしい味わいである。
いや、もちろんキムチの辛味はあるのだが、肝心の納豆は完全に脇役に徹し、ラーメン全体の味の底上げを担っている。納豆ってクラスの中でもやんちゃで煙たがられてるイメージだったけど、合唱コンクールとかは意外と真面目に参加するんだ。みたいな感じ。
クセやくさみは完全に消失し、うまみ成分だけが上手いこと活かされている。納豆って確かに豆としての味はこんなんだったわ。うまいな、納豆。
なんなら納豆が苦手な人でも食べられるかもしれない。そのくらい安心感のある味だ。
ハンバーグレストラン「ベル」も柳家のキムチ納豆ラーメンも大変おいしかった。おいしいものを食べよう。あたたかい布団で寝よう。そういうことでいい。そういうことでいいんだ。
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