まこ:帰り道です。ヤギを飼ってる少年がおって、ちょうどヤギ連れて帰ってきたところです。橋の上がヤギで大渋滞。
石川:ヤギ多すぎて見えないけど橋なんですね。
まこ:車が通れるぐらいの橋です。DIY感がある橋でぱっと見不安なんですけど、さっきの車が通っても、ヒツジとヤギがこれだけ通っても大丈夫。
石川:多いですね。200匹ぐらい?東京カルチャーカルチャー(※)だったら満席。
※当サイトのイベントをよくやっているライブハウス。通称カルカル。
まこ:カルカルぐらいは埋められるかもしれない。
石川:この間ヘボコンやったんですけど、あそこキャパ130とか140ぐらいなんです。
まこ:埋まりますね、ヤギですけど。この山でもこれだけヤギを養えるぐらいの草が生えるんだな。
石川:このヤギは泊めてもらった家のヤギ?
まこ:というより集落で飼ってるみたいですね。3世帯ぐらいあるのかな。みんなで飼ってるんだと思いますね。
石川:そのぐらいの世帯数で、ヤギを食料として食べても減っていかないぐらいは確保しているということですね。食べるのと育つの、食べるペースの方が早そうだけど。
まこ:どういう仕組なんやろう。わからないですね。町もかなり遠いので、あまり買い出しに行ってるわけじゃないと思うんですけど。
石川:野菜とか果物はあるんですか?
まこ:なさそう。ゲスト用の家で泊まったのでここの人たちが何食べてるとかはあまり見れなかったんですけど。謎ですね。
石川:レタスとかないですよね。
まこ:レタスはないでしょうね。
石川:シャインマスカットとか。
まこ:シャインマスカットは絶対にない。
ゲルのリゾート地
まこ:さっきまではバヤンウルギーという西の県で、ここからホブドっていう県。中国側なので昔中国の人が住んでて、野菜とか農業が盛んという県ですね。この辺は独特で、近くの町に住んでる人たちが夏休みの2~3ヶ月の間だけこっちにゲル建てて住むんです。
石川:別荘だ。リゾート地ですね。
まこ:ほんと、リゾートみたいな感じで。涼しいし、気持ちよかったです。いくらぐらいだっけ、日本円にしたら僅かなお金でここにゲル建てていいよっていう権利を町に申請して。
石川:キャンプ場みたい。
まこ:この辺もいろいろな民族がいるみたいで、泊まったゲルはカザフの民族のゲル。
石川:華やかですね。
まこ:絨毯とか飾る文化があるんです。壁にも掛けて。
石川:楽器がありますね?
まこ:ドンブラっていう二弦のギターみたいな楽器ですね。弾き方も教えてもらいました。
まこ:この少年が教えてくれました。
石川:弾けました?ギタリストとして(※)。
※まこまこまこっちゃんは、ファンクバンド「踊る!ディスコ室町」のギタリストです。
まこ:とちゅう調子乗って、「俺普段ギタリストやねん」って、自分の映像とか見せて。そしたら少年が目の色変わって「お前ギター弾けるのかよ、じゃあいけるだろう」みたいな感じで熱血モードになって。
石川:あはは。観光客から弟子に変わって。
まこ:少年が厳しくて。お手本演奏してくれて、僕が「弾いてみます」って弾くんですけど、けっこう近いところまでいってると思うんですけど、「違う!もう一回!」って。熱血指導でしたね。
石川:認めてもらえなかったんですか。
まこ:いや〜、厳しかったですね。すごいいい子で、熱血で教えてくれました。
まこ:これはまた別の場所で泊ったゲル。夜はこういう形で。
石川:星が!
まこ:これはいいカメラで30秒シャッター開けて撮ったので肉眼より写ってると思うんですけど、肉眼で見てもけっこう、これ。
石川:線は流れ星?
まこ:そうです。30秒の間に2個流れてるんですよね。10秒に1個ぐらいバンバン流れてて。
石川:東京は星ほぼ見えなくて、夏休みに帰省して「岐阜は星がちゃんと見えるな~」と思ったけど、その比でもないですね。モンゴルすごい。