アバターからまず自由
これからいろんなゲーム(Robloxでは「エクスペリエンス」とか呼ばれる)を体験していくわけだけど、編集部の二人はどちらもはじめてなので、自分のキャラクター(アバター)作りから始めることになった。
田中さんからお小遣いとしてロバックス(ゲーム内通貨)が配られた。無料でもアバターは作れるけど、ロバックスがあると自由度が増す。
林:カニがいるじゃないですか。
石川:化けわらじみたいなのもいる。
林:「蒸気船マウス」っていうのがあるよ。ははは。
田中:誰かが作ったんでしょうね。
石川:このあいだ著作権切れたから。
田中:アバターにもユーザーが作ったのがたくさんあるんです。
林:このでかいブリトーいいな!
石川:皮のテクスチャが異常にリアル…!
田中:こういうのは全身セットになったやつで、ここからパーツごとにカスタムできるんです。頭の部分だけ変えたりとか。
林:へー、こうかな。
林:ブリトーに手がついた。これはいいですね。
田中:アバターにもユーザー発の謎のブームがあって、いま日本の小学生の間でなぜか流行ってるのが、足のないアバター。あとアバターをどんどん小さくするのが流行った時期もあったり。
石川:へー。おもしろい。
田中:そうかと思えば企業から、たとえばグッチとかバーバリーとかの公式パーツが配布されたりもします。
林:(脳にヘッドフォンを乗せて)このくらいがいいかなー。ちょうどいい。
石川:林さんの「ちょうどいい」の感覚、なに基準なんだ(笑)
林:この画面でチャットもできるんですね。
田中:できます。外国語も自動で翻訳してくれます。
田中:(林のアカウント名が「kojinnokanso」なのを見て)個人の感想なんですか?
林:ぼくすべてのネットワークゲームで何も考えずに本名入れちゃうんですよ。いつもまわりのみんながアルファベットのユーザー名前なのにおれだけ「林雄司」って。
石川:ははは。
林:でも今回ダメですって登録画面に書いてあったから。
田中:プライバシー保護のためですね。子供のユーザーが多いから。
石川:Robloxの子供を守りたいという気持ちが林さんのユーザー名を「個人の感想」に(笑)

