横並びで座り、1人前に出ると最悪
実験では横並びのあと、さらに1人だけ前に出るということも試したが、これは全然だめだった。みんなでその人ばかり見てしまい「その服かわいいね」「なんて書いてあるの?」と全然集中できず、前に出た人は面接やオーディションを受けているような圧迫感を味わった。
4つ実験をしたが、圧倒的に「立って会議」がよかった。今後もずっと立って会議したいぐらい楽しかった。
いろいろ試していると「会議ってもっと自由でいいのではないか?」という気持ちにもなってきて、さらにやったことがない形式で会議をしてみることにした。
とりあえず失敗会議からダイジェストでお届けします。
失敗:背面会議
非日常感で脳が活性化されるかと思いきや、目の前に人がいない不安で何も集中できなかった。 ただ自分の表情や視線を気にしなくて良い、リモート会議のような気軽さはあった。
失敗:地べたに座って円になって会議
青春感でて良さそう!ということではじめたが、全然ダメだった。2名ほど少しも喋らない人が出てしまった。リラックスしすぎてしまう。
失敗が続いたが、試した中でこれはいい!と思えるものが二つあった。ご紹介します。
「車って横並びで話しやすくない?」という話から、全員横に並んでやってみようという話になった。
コミュニケーションが取りづらいかと思いきや、5人ぐらいなら全然喋れる。
なんだかカウンターのお店に5人できて飲みにきたようなカジュアルな感じがでて、刺激もあって脳によかった。 アイデアもじゃんじゃんでた。
もう照明もいじってみよう!ということで電気を消して会議をする暗闇会議もやってみた。
「わたしガラス吹いたことないかも」「ろくろ回して変なことになっちゃった、みたいなやつもやってみたい」「原稿書いてくしゃくしゃって丸めて捨てるやつやってみたい」「めっちゃ怒るってやったことない!」全員アイデア絶好調である。
5分経過し終了した。
暗闇会議、大絶賛であった。特にアイデア会議のように刺激が必要な会議にはうってつけだ。
いろいろ試したが、アイデアの出方や盛り上がりが良かったのは
1位:立って会議
2位:暗闇会議
3位:横並び会議
となった。並べてみてわかるのは、立つ、電気を消す、位置を変える…など動きすぎず、脳にちょっとした刺激を入れるぐらいが会議にはよいということである。
さらに大きな動きや条件追加してしまうと、脳がそちらに気を取られてしまうのだ。特にアイデア会議では、暗闇会議など少しだけ非日常な空間を作るのは最高だと思った。逆に煮詰まった予算会議など、本当に暗い雰囲気の会議で電気を消したら気分がめげてダメかもしれない。
また、今回のように時間を決めて会議形式を変えるのもマンネリ防止で良いな〜と思った。必要に応じて、ぜひいろいろな会議を試してみてください。
実験では横並びのあと、さらに1人だけ前に出るということも試したが、これは全然だめだった。みんなでその人ばかり見てしまい「その服かわいいね」「なんて書いてあるの?」と全然集中できず、前に出た人は面接やオーディションを受けているような圧迫感を味わった。
みどころ
歩きながら会議をしたら、ぶつからないように転ばないようにすることで精いっぱいで、意見が全然出ませんでした
林さんが歩きながら会議を始めたら、急に違和感を感じてめちゃくちゃ笑っていた與座さんはチャーミングです。言い始めのは與座さんなのに。(橋田)
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