私なりの、「北陸」廃止までの“カウント”ダウンだ。実際、他の寝台車でもこんな感じなのかも知れず、ならこの企画はいったいなんだということにもなろうが、これが「北陸」の生きた証のひとつ、とでも思っていただければ幸いである。
他の寝台車でもやってみようとは思う。
上野に定刻30分前くらいに着き、飲料・食物を調達する前に出発ホームを覗いてみた。すると。
いつの間にか、周囲には かなりの人だかりができていた。いよいよ廃止というその日より1ヶ月も前なので、さしたる混乱はなかったが、当日になったらどれほどの人が押し寄せてくるのだろうか。皆、理性を保ちつつ見送りできますように。
自分は取材で乗るんだ、惜別の1シーンを撮りに来たんじゃないんだ。と、かっこつけつつも、ついチラチラと写真を撮ってしまう自分がいる。
こらえつつ自室にいそいそ滑り込むと、もうメロメロだ。せ、せま~い!(狭いところ大好き)
ちなみに、どれだけ揺れるものなのか動画を撮ったのでご覧いただこう。
※公開当時ここには動画がありましたが、@niftyビデオ共有のサービス終了にともない消えてしまいました。すみません…
カメラをなるべく固定して撮ったつもりだが、そこそこの揺れではないかと思う。もちろんずっとこの揺れではなくて、ところどころ連続的な場所があり、その場所がこれまたしばしば襲ってくるもんだから、浅い眠りで金沢に着くというわけである。
さて、さあ、仕事だ。酔ってそのまま気持ちよく眠りにつくわけにはいかない、仕事だ仕事。これをかぶって眠りにつくぞ。結局眠りにはつくわけだな。
車内アナウンスの止まったあと、12時ごろには就寝。そしてアナウンスの始まる頃、朝5時に起きてみた。といっても、「頭に何かつけてる」「そこにはカウンタもついてる」「だいいち車体が揺れる」それらのコンボでほとんど寝てない。今日も白目旅行だなこりゃ。
さて…果たしてカウンタは機能していたのか?恐る恐る、薄明の中、数字を見てみる。
5時間で114回。1時間で約23回、2~3分で1回の揺れ、という結果になった。「まあ、そんな感じじゃない?」ってな結果である。微妙だ。
しかし、途中ほぼ揺れのないところもあったと思うし、明け方に富山近くなってからガガガガガッと揺れが集中していた気もする。…だから何だってんだ。
カウンタ自体、もしかしたらカウントし過ぎだったりしなさ過ぎだったりするのかもしれないし、などと言い出すと世の中には確かなものなどなくなってくる気がするので、あとは最後の「北陸」を味わうとするか。
私なりの、「北陸」廃止までの“カウント”ダウンだ。実際、他の寝台車でもこんな感じなのかも知れず、ならこの企画はいったいなんだということにもなろうが、これが「北陸」の生きた証のひとつ、とでも思っていただければ幸いである。
他の寝台車でもやってみようとは思う。
金沢に、「ビーバー」というびっくりな名前の“おかき”があった。
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