もう一種類くらい薬草を見つけたい
毒は石灰、シリカゲル、じゃがいもの芽の三種類を混ぜあわせて作ったので、薬の方もなんとか三種類の薬草を混ぜあわせて作りたい。
というわけでさらにもう一種類の薬草を求めて草のいっぱい生えている公園にやってきた。
これだけ多くの草が生えていれば、どこかに薬草があるだろうと踏んだのだがなかなか見つからない。どれも決め手に欠ける草ばかりだ。
塾があるからアタマヨクナリ草、病院があるからカラダナオリ草、とここまではすんなり薬草が見つかった。というか薬草だと決めつける理由が見つかった。
草がたくさん生えているからというので公園に来てしまったが、公園に生えている草というのはなんとも…ただの草だ。ただの草を薬草にする想像力がぼくにはない。
なんとかいい草を見つけたいなあと思って、歩いていたらちょうど恐竜が草を食べているところに遭遇した。
いやあ、この草がですね、恐竜がこんなに大きくなった秘訣なんですよ。オオキクソダチ草と言ってですね、食べるとよく育つんですよ。いや、参ったなあ、こんなとこにこれがあるなんて。ほんとに珍しい。
よかったよかった。