福島県丼は馬刺しにまんじゅうの天ぷら
次もいただいた投稿から、福島県丼を作ってみたい。
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もりだくさんである。これだけの食材が一つの丼に収まるのか不安だ。ラーメン乗ってる時点でお店では出せないだろう。だからこそ食べたい。
まずは福島県のアンテナショップで食材を探す。
ここまでは順調だったのだけれど、投稿にある「まんじゅうの天ぷらも外せません」ここで止まった。
まんじゅうの天ぷら?
福島でまんじゅうといえば郡山の薄皮まんじゅうなんだと思うんだけど、これを天ぷらにするんだろうか。
探しても見つからなかったのでレジの方に聞いてみた。
「すみません。まんじゅうの天ぷらっていうのは、あそこにあるうすかわまんじゅうを天ぷらにしたものですか?」
福島でいうまんじゅうの天ぷらというのは「もっと普通のまんじゅう、たとえば冷蔵庫に入れて忘れて硬くなっちゃったようなまんじゅうを天ぷらにするのよ~」とのこと。
「お蕎麦屋さんなんかでね~、そばにまんじゅうの天ぷら乗せてさ、ほら、食べてるうちにあんこがお出汁に溶けてくるの、それをいただくと甘じょっぱくて、もう~」
ご説明が美味しそうすぎたのでそのまま書き起こさせていただきました。
逆にうすかわまんじゅうは皮が薄くてあんこが近いため、揚げてるあいだに破れて溶けだす恐れがあるから揚げない方がいい、とも言っていた。聞いてよかった、と同時に、福島県、本当にまんじゅうを天ぷらにしてるな、という確信も持てた。
これは自分で作るしかない。
揚げているあいだじゅう(こんなことしていいんだろうか)という気持ちでいっぱいだった。
しかし!である。揚げたてのまんじゅう天ぷらを一つつまんでみたら、これが最高に美味かった。ちょっと塩でもつけて食べたらもうそこは福島ではないだろうか。住みたい。
投票は8月11日まで!急げ!
投稿いただいたお米「天のつぶ」はアンテナショップにも売られていたが、お米は重いので持って帰るのがたいへんである。
こういうときはメルカリはじめフリマアプリやネット通販に頼る方がいい。
ご飯を炊いているあいだにラーメンを作り馬刺しを切る。
福島のブランド米「天のつぶ」が炊きあがったぞ。
わざわざ土鍋で炊いたのか!と思うかもしれないが、実は我が家には炊飯器がないので(ずっと前に壊れたままだ)いつもこれで炊いているのである。慣れると簡単だし美味しいのでおすすめです。
このつやつやご飯に各種具を乗せ、インスタントの「こづゆ」にお湯を注いだら福島県丼の完成である。
いざいただきます。まずはなんといっても鮮やかな赤身の馬刺しだろう。
あつあつのご飯に乗せた馬刺しに、さっとご飯の熱が加わったことで歯ごたえが増した気がする。最高に美味しかった。ちょっと濃い味のいか人参もご飯にベストマッチである。
さて問題はまんじゅうの天ぷらと喜多方ラーメンなのだが
これがアリなのだ。
まんじゅうの天ぷらはデザートとしてというより、ばっちりご飯のおかずになる。天丼のような食べ合わせか。
さらに発見だったのは、喜多方ラーメンを乗せたご飯が妙に美味しかったことだ。いか人参と一緒に食べると倍美味しい。馬刺し、いか人参、ラーメン、ごはん、と硬さから柔らかさまで、全部の食感が味わえる丼である。
興奮冷めやらぬところにやさしい味の「こづゆ」でわれに返る。
次は新潟県丼を作ります!