デジタルリマスター 2024年2月10日

どんなテレビでも3Dのように見せる方法 (デジタルリマスター)

避けてきた真正面からの方法

こうなったらイルカを自作したほうが早いのではないか。ねんどでイルカの上半身を作ってテレビに貼り付けるのだ。

ねんど細工はつくるのに時間がかかる(乾燥と塗装とまた乾燥)ので避けてきたが、これまでの試行錯誤のあいだにイルカが10匹ぐらいできる時間が過ぎている。

早道さがして道に迷うタイプである。

032-gigapixel-art-width-640px.jpg
ペットボトルにねんどを貼り付けて乾燥
033-gigapixel-standard-width-640px.jpg
着色

幸運なことにテレビで海を題材にした映画を放送していた。ここに飛び出すイルカを貼り付けてみよう。

034-gigapixel-art-width-640px.jpg
イ、イルカがまるで飛び出ているようだ!

どんなテレビも3Dにするアタッチメントである。

………。

また道に迷ってないかと思われているかたも多いと思う。

だが、本物のイルカが出てくる映画ではなく、イルカのねんど細工を持った少年が出てくる映画ならばこれが正解である(詭弁)。

031-gigapixel-art-width-640px.jpg
こういうイルカが出てくる映画を知ってたら教えてください
036-gigapixel-art-width-640px.jpg
ストーリーに関係なく出っぱなしになっているのはおもしろい
いったん広告です

最後の方法

3Dっぽい!とこれまでさんざん書いてきたが、このホームページだって平面なのだ。

ということはイルカを立体で作っても載せる写真は平面である。だったらテレビに貼り付けるイルカも平たくてよかったのではないか。

037-gigapixel-standard-width-640px.jpg
つまりこれ

しかもどうだ。これまで作ったなかでいちばん3D家電のカタログ写真に近い。

これならねんどのイルカを持った子供が出てくる映画を探さなくていい。

038-gigapixel-art-width-640px.jpg
イルカの写真をボードに貼って切り抜いただけ
039-gigapixel-standard-width-640px.jpg
不思議なことに砂嵐がいちばんイルカが飛び出て見えた

試行錯誤の末に3D家電のカタログ写真に近づいた。

これでどんなテレビだって3Dのように見せることが可能だ。メガネも要らないのでテレビを見ているひとが同時に楽しめるというメリットがある。

見てる人全員にとってじゃま、というデメリットもある。


おさらい

3D非対応テレビを3Dにするために今回の記事で5つの方法を試みた。
もっともらしい名前をつけてみると以下のようになる。

040-gigapixel-low_res-width-640px.jpg
アマゾン法
041-gigapixel-low_res-width-640px.jpg
ウインナー法
042-gigapixel-low_res-width-640px.jpg
枠だけ法
043-gigapixel-low_res-width-640px.jpg
ねんど法
044-gigapixel-low_res-width-640px.jpg
切り抜き法

どの方法も一長一短だが、と書いてみたが正確にはどの方法も一短一短かもしれない。

唯一ウインナー法は撮影後に食べられて嬉しいというメリットがあった。あとは皆さんの好みに応じて選んでいただければ幸いである。

<もどる ▽デイリーポータルZトップへ

banner.jpg

 

デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」がとどきます!

→→→  ←←←

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ