パラダイムシフト
平たいテレビになにかを貼り付けるのではなく、テレビを変えてしまったらどうだろうか。
スチロールのボードを四角くくりぬいて黒く塗った。これをテレビの枠と考えて手を出せば…
だいたいあってる。
1ページ目で見た3Dパソコン/テレビのカタログの写真にだいたいあっている。海の生き物でないだけだ。
枠から手を出してわーわーやっていて思うのは、前にもこういう写真を撮ったなという思いだ。
毎年1回はなにかしらの枠を作っている。ウェブには残ってないが小学生のころにも作った。家族の前でテレビの真似をした記憶がある。砂嵐の真似が好評だった。
新しいデバイスが出るたびに紙とのりで作っている。頭の悪いコピー商品を作り続けて39年だ。
より3Dに見えるためには
しかしそんな後ろ向きなふりかえりは置いておいて、より3Dにみせるために改良できるところはないだろうか。カイゼンだ。PDCAだ。
惜しむらくはテレビ枠の内側と外側の景色がつながっているところである。だから「テレビから飛びだしている人」ではなく「枠を持っている人」にしか見えないのだ。
画像加工ソフトでテレビの外側の景色を塗りつぶしてみよう。
窓だ。
窓の外から手を出している人だ。1階の窓から「財布忘れたからとって~」と言っている人だ。
いや、窓から出てきているのが僕だから『庶民の暮らし』みたいになっているだけで、カタログがそうであったように海の生き物にすると3Dっぽさが出るかもしれない。
イルカやウミガメは無理なので僕が用意できるのはアジかサバである。
しかしそれを実現したところであらわれるのは
「窓の外からサバが入ってくる」
という光景かもしれない。
こんな不条理が3Dであるわけがない。
迷惑防止条例に引っかかりそうだ。やはり別のアプローチを検討すべきだろう。