特集 2026年4月14日

麻婆チャーハンはありがたいから

人間が初めて己の中に創意工夫を見出す瞬間。それはチャーハンに麻婆豆腐をかけて食べる時である。

しかし世の中には「麻婆チャーハン」という、はじめからチャーハンに麻婆豆腐がかかったものを出しているお店が存在することに気づいてしまった。

ありがたいことである。食べに行こう。

1993年群馬生まれ、神奈川在住。会社員です。辛いものが好きですが、おなかが弱いので食べた後大抵ぐったりします。好きな調味料は花椒。

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麻婆チャーハンはレアである

麻婆チャーハンを食べる前に、言っておきたいことがある。かなりきびしい話もするが、おれの本音を聞いておけ。

それは、麻婆チャーハンが食べられるかどうかは、事前に確認するのが想像以上にむずかしいということである。

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例えば新宿の『華心苑』。もちろん店前の食品サンプルに麻婆チャーハンはない
となりに置かれた看板にも......
いや、あった!
このくらいささやかな掲示しかないのが麻婆チャーハンなのだ

あまつさえ、掲示されていても実際には食べられないことすらある。麻婆チャーハンは陽炎のような存在なのだ。 

こちらは外苑前の『龍府』
でかでかとおすすめ料理に「マーボーチャーハン」とある。こんなんさあ、もう、あるじゃん。

 

 

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ない。ショックで倒れるかと思った

どうやら後から調べたところランチにはあるらしかった。複数人で取り分けて食べることが多い中華料理において、大皿で出がちな麻婆豆腐とチャーハン。これを一人前にまとめた「麻婆チャーハン」がランチ限定なのはある種の道理である。

心のどこかで麻婆チャーハンを諦められなかったのか、代わりに高菜チャーハンを食べた。オレ、高菜モ、スキ

以下、実際に食べられた麻婆チャーハンの話をします。 

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新宿 華心苑

まずは先ほど挙げた新宿の華心苑である。

別日に伺ったところ麻婆チャーハンの看板も表に出ていた。そういう日もあるみたい

喜び勇んで麻婆チャーハンを注文。

来た。お分かりいただけただろうか。お分かりいただけたと思います

シンプルな玉子チャーハンに麻婆豆腐。さながらカレーライスのような布陣である。これだ。これなのだ。

難しいことはしなくていい。ただ、麻婆豆腐とチャーハンが最初から一緒に盛られている。それだけで満足なのだ。

これ以上説明が必要だろうか。いや、ない(反語)

最近、洋食屋にてお子様ランチの中身を大人向けに作った「大人向けのお子様ランチ」というものが散見される。ハンバーグとかスパゲティとか、色んな食べ物が大人向けにアレンジされている定食だ。

だが、声を大にしていいたい。これでいいんだよと。これこそが大人のお子様ランチだよと。チャーハンに麻婆豆腐が添えられているだけで、大人にとってはワクワクの極みなのだ。

当然味もうまい。チャーハンと麻婆豆腐の味を想像してみてほしい。それを一緒に食べたら口の中がどうなるだろうか。それが答えである。

スープもついてきた。この中華料理でたびたび出てくるあったけえとろみがあるスープ、いいよね

⏩ 石焼 麻婆炒飯の迫力

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