ランチをはしごする

1次会

ただのランチとはいえ、今日は3次会まであるので気合が入る。きょうはとことん食べちゃうぞ！

こんなFacebook的な飲み会ポーズも明るいうちだと照れくさい。1次会はおれたちの磯丸水産である。

海鮮丼は酢飯のせいか食べても満腹感をあまり感じない。ふだんは困るポイントだが、今回はそれを逆手に取っての1次会チョイスである。
 

ごはんを大量に食べる記事なんていつ以来だろう。

はしごランチのために午前中、ジョギングして腹を減らしてきた。競馬新聞なら「気合充分」と書かれるぐらいの仕上がりである。
 

満腹感は食べてしばらくすると来るものである。それが来る前に2次会に行ってしまおうという計画だ。

酔いも同じである。飲んでるときは平気なのに帰りの電車でどんどん酔いがまわってくる。小腸でアルコールが吸収されるのでタイムラグがあるのだと産業医に聞いた。
 

ランチでもしっかり会社の噂話になって飲み会気分は十分である。

楽しいランチタイムだった。午後からの仕事の活力が湧いてきた、なんてことはいっさいない。この楽しい時間がもっと続くようにもう1軒行こう。

2次会探し

ちょっとコーヒーでも飲んでいきませんか。そう言って3人で歩き出す。飲み会でも1次会が居酒屋で2次会はバーである。

昨年の暮、2次会が王将という意外なパターンもあった（すごい満腹になった）。

25年前、新入社員だったころのトレーナーはランチのあとにコーヒーを飲むので昼休みに2軒はしごしていた。景気が良かったのかもしれない。

「これはコーヒーではないぞ」と感じたのか橋田さんの笑顔がフリーズする
 

チーズは2種類かかっているし、トーストは外はカリッとしてなかはしっとりふわふわだ。うまい。

ただ、2次会に移動するまでの間に満腹感がやってきている。飲み会でもそういうことはある。ちょうどいい店が見つかるまでに酔っ払ってしまうのだ。
 

カフェで物憂げな表情をしている人は腹がいっぱいだったのかもしれない。発見である。

途中から手づかみで食べている。飲み会でも時間が遅くなると手づかみで食べ始めるのは林あるあるである。

僕だけランチのはしごに興奮しているが、ふたりはただのランチ後のコーヒーなので優雅である。

飲み会だと2次会で帰っちゃう人に「えーもう帰っちゃうの？」と言ったりするが、ランチだと冷静なのでわかる。帰るのがふつうだ。

未曾有の領域、ランチ三次会

ここから藤原くんとふたりでランチの3次会だ。深夜になぜか男同士で店にいること、よくある。
 

ない。ハンバーグもステーキも大好きだが、今はない。

いま「ない」なんて言ってハンバーグの神様にお前はもう一生ハンバーグ食えないようにしてやると思われたら嫌だなでもハンバーグの神様なんていないか、とぐるぐる考えているのは食べ過ぎで頭がぼんやりしているからである。

30分ぐらい歩いたら腹がこなれるかと思ったが、そんなことはない。そんなことはこれまで一度もなかったことを思い出すべきだおれは。

3次会ファミレスはよくある。ドリンクバーも甘いものもあるし飲みたりない人には酒もある。次善の選択である。

締めにうどんはぴったりだ。ただ、1次会ランチ～2次会ランチでもりあがってランチタイムが終わっていたのは意外だった。自己最長ランチ更新である。

ランチ3次会までやってみて感じるのは飲み会との類似だ。
体が温まって足がむずむずしてくること、店選びに迷って遠くまで歩いてしまうこと、たまに真顔になることである。
 

おかしいけど、あり

飲み会の異常性を訴えてランチ3次会をやってみたわけだが、たしかにこれはおかしい。おかしいのだけど、ありかもしれない。テンションがあがる。

摂取するのがアルコールだろうが、食事だろうが、3次会はもりあがる。まだまだ知らないことばかりだ。