デジタルリマスター 2024年3月20日

山登りの第一歩は“日本一低い山”から始めたい(デジタルリマスター)

山はどこだ

JR高徳線、讃岐白鳥駅で降りる。このすぐ近く、歩いて行ける距離に「白鳥の松原」という国立公園があり、その中に例の「日本一低い山」と名乗る山、御山(みやま)がそびえているらしいのだ。

実は低い山に行こうと検索しているとき、エキサイトビットのこの記事が目に留まり、以来気になっていた。何といっても記事中の写真がすごい。山頂らしき場所なのに、すごく平地だ。普通の場所以上に、平ら。どんなところなんだここは。

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無人駅。登山客であふれかえって・・・はいない。
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ずっと「しらとり」と読んでいたが、駅前ゲートで正解を知る。
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これも気になるといえばなる。
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山はどこだとテクテク歩くも、民家が連なるばかり。
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お!あの鳥居の向こうが…と思ったが全然違って道に迷う。

ご存知の方も多いだろうが、現在、国土地理院の地形図に掲載されている中で一番低い山は、実は大阪の天保山だ。その標高、わずか4.53m。

この御山は、その天保山よりも低く、3.6m。チェ・ホンマンが2.18mだから、その高さ(低さ?)、推して知るべし。

そしてまだ承認されていない「日本一」だ。登山者が500人を突破したら、国土地理院に申請する、と記事にはあるが・・・果たしてどうなっているのだろう。それ以上に、果たしてどんな「山」なんだろう。

って、さっきから探してるんだが、山らしきものが近くに見当たらない。山はどこだ。聞こうにも、あまり人が歩いていない。

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街は閑散としているが、ところどころ歴史を感じさせる良い建物があって、ほっとする。
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良い看板もあって、ほっとする。これ、民家の窓辺に設置されてる。なぜ。
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もっと古き良き建物に当時をしのびつつ・・・
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肉屋の妙な看板に足を止める。工業地帯で砂遊びする子らを睨む肉牛…。

少々迷ったが、道を修正するのにそれほど時間はかからなかった。それくらい近いところに、例の公園へとつながる神社を見つけた。この奥が、たぶん、御山だ。

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されど山っぽい雰囲気は無し。

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