缶でなくてビンだと楽しいのか、と聞かれるとよくわからない。が、ビンの重みが非日常感を増すというのは想像いただけると思う。重み、それは贅沢の一部。
調べると、飲料缶の蓋が現在の形に近いプルトップ型、つまり缶切り類を使わず手で開けられるものが70年代に普及。一方で、今回栓抜きのあった西武4000系は1988年、HiSEは1987年にできている。ビンから缶へはかなり移行していたはずだが、車内で王冠をこじる需要はまだあったということなのか。
でも今後作られる車両には栓抜きは装備されないだろう。確実に消えゆく栓抜きが、秩父に、箱根に行き来している。全国にも点在している。見かけることがあったら、急いで酒屋でビンビールを買って、車内でこじってみないか。
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備考:後日小田急に聞いてみたところ、どの時間にHiSEが来るかはランダムだそうです。当日ならわかるとのことでした。