ITフィットネス
マウスもキーボードもプリンターもモニターもぜんぶケーブルを長くして、タコのように広げて置いたらかっこいいんじゃないか。体育館のような広いところで走りながら操作するのだ。
汗だくになって、ぐるナビのクーポンとか印刷するのだ。
子供のころ、テレビを見るときは1メートル離れるようにと言われた。
しかしどうだ今は。パソコンのモニターに顔を近づける毎日である。いま測ったら顔からモニターまで40センチしか離れていなかった。これでは目が悪くなって当然だ。
なんでこんなに近づかなければならないのか。マウスのケーブルが短いからだ。
※2005年9月に掲載された記事の写真画像を大きくして再編集のうえ再掲載しました。
5メートルの延長用USBケーブルを3本買ってきてマウスにつなげた。マウス自体のケーブルが1メートルなので合計16メートルのマウスができた。
USBケーブルは規格上5メートルまでしか延長できないのだが、延長用ケーブル(リピーターケーブル)やハブを使うと25メートルまで延長できる、らしい。
25メートルにしてもいいのだが、これ以上 自宅のケーブルが増えるのは避けたいので15メートルにおさえた(自宅のケーブルについての記事)。
マウスカーソルはちゃんと動く。カーソルの動きがややたどたどしいのは信号が減衰しているからか、地べたで操作しているからか。
あんなにやりこんだソリティアが難しく感じる。カードをクリックするのもままならない。関係ないところをクリックしてしまい、なにかの警告ウインドウが出ているのだが、それが読めない。なにか大事なファイルを消してないだろうか。
ソリティアなのに意外な緊張感がある。
16メートルは意外に長い。近所の都市河川だったら余裕でまたげる。
向こう岸のモニターで確かにカーソルが動いている。ITは彼岸に届く。
マウスが動くだけで面白いなんて、パソコンにはじめてふれたときのような新鮮な感覚だ。ちなみにソリティアを起動しようとしたが、なぜかヤフーメッセンジャーが起動していた。
マウスもキーボードもプリンターもモニターもぜんぶケーブルを長くして、タコのように広げて置いたらかっこいいんじゃないか。体育館のような広いところで走りながら操作するのだ。
汗だくになって、ぐるナビのクーポンとか印刷するのだ。
(ここで15年の月日が経ちます)
しかもまたソリティアをやっています。
つまり、僕の2000年代は変わったマウスでソリティアをやっていた時代ということになります。
人間将棋のようにカード1枚がひとりの人間になってる人間ソリティアをやるのが最終的な目標です。
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