特集 2023年5月18日

北海道の焼き鳥チェーン、串鳥は深く深く愛されている

酒飲みにやさしすぎるところがある

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これは串鳥に限らずだけど「生ビール」が北海道限定のサッポロクラシックだと、おれは飛び上がるほど嬉しいです

これだけ素晴らしいメニューにあふれていれば、それだけで通いつめる理由には十分である。それなのに串鳥は、ダメ押しのようにドリンクが魅力的なのだ。

その結果、おれは串鳥デビュー以来、きっちり週に一回の串鳥もうでをしている。

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串鳥の熱心な信徒は着席するとまず「ハイボール」と唱える。ジンソーダ派もいる

ハイボールが245円。こんな立ち飲み価格で大丈夫なのかと心配になる。もちろんお気づきのように、これはいわゆるハッピーアワー価格で正価ではない。しかしよく見てほしい。

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なんか北海道、ハッピーの時差があるっぽいな

ハッピーアワーって普通、開店直後とかにお客さんを呼び込むときのサービスだろう。だから18時までとか、長くても19時までじゃないか。それが20時までって。

しかもこの「PM8:00まで」、よくみるとシールで改定されていて、以前は「PM7:00」だったことが透けて見える。

このご時世に思い切ったな串鳥。ついつい普段飲まないハイボールをおかわりしてしまう。

そしてもう一つ見逃せないドリンクメニューが
、日本酒もっきり200円。

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もっきり=盛りこぼしの意味だそうで。きちんとかわいらしく小皿にあふれている

カウンター席限定のサービスメニューとはいえ、こんな値段の盛りこぼしがあってよいのだろうか。さて日本酒を頼んだからには、おれには一つのたくらみがあった。

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鶏スープで出汁割り。強めの塩気がよく合う!

おでん屋さんで出してくれる出汁割りが大好きなんだけど、ここではお通しの鶏スープがあるので勝手に出汁割りにして、締めが楽しめてしまう。お通しが締めにもなるなんて、鮮やかな伏線回収だ。


絶対に鶏スープを飲ませたい

冒頭、串鳥は北海道ローカルチェーンと説明したけど、仙台に5店舗、都内にもなぜか吉祥寺に一店だけ出店している。ぜひお近くの方は一度、体験してみてほしい。そして北海道(特に札幌)出身の知人にぜひ串鳥の話を振ってみてほしい。北海道民、誰もこんな素敵なお店を教えてくれなかったくせに、誰もが串鳥を語るのが好きすぎる。

 

ところで余談ながら、いま北海道でもっとも話題のスポットといえば、エスコンフィールド。プロ野球・日本ハムファイターズの新本拠地である。

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ひゅー、かっこいい


このパーク内のフードコートにも実は串鳥が出店しており、道内における串鳥のプレゼンスを改めて窺い知ることができる。

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いつもの紅白柄ではなく、チームカラーのブルーを基調とした特別店舗デザイン


恐ろしい行列だったので並ぶのは断念したけど、店舗のわきになんか見たことあるような銀ポットがあって笑ってしまった。球場内店舗では鶏スープは150円。一度注文した人は試合中、おかわり自由だそうだ。

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なんとしても鶏スープを心ゆくまで楽しんでほしいという意気というか、執念を感じる
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新球場、設計がプロ野球機構の基準を満たしてないとかで悪目立ちしちゃったけど、目線がグラウンドに近くてめちゃ素敵な球場でした
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