特集 2023年5月18日

北海道の焼き鳥チェーン、串鳥は深く深く愛されている

串鳥のスペシャリテはつくね

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なんてことないスピードメニューもうまい。大人のポテサラ380円は、でかい角切りベーコンがごろごろ

お通しだけで串鳥のことがすっかり好きになりかけているけど、本番はここからである。友人たちのススメに沿ってメインの串物を注文していきたい。

まずはつくね。

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バリエーション多し

普通の焼き鳥屋さんならプレーンと月見の二種類くらいのものだろう。それが串鳥ではメニューブックの半ページを占めるほどに充実している。自信ありの一品である。

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なかでも白眉は、激辛青南蛮つくね195円

つくねは外がパリッと仕上がっていて、歯を立てるとぷしーっとうまみ汁が弾け出す。食感は肉がゴロゴロとしていて噛み締めるよろこびがあり、しっかりとした肉味があじわえる。

そしてすぐに追いかけてくる唐辛子の爽やかな辛味。割と本格的な辛さで汗がにじむ。そのぶん冷たいビールとの相性は抜群だ。

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文句なしでいちばん好き。その後も来店のたびに頼むことになる

なお激辛青南蛮つくねをおいしくたべるために、取引先から伝授されたtipsは「必ず2本以上頼むように」であった。一本ではぜったい足りないほどうまい、という意味である。

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親子3代の愛を受けて

「北海道南部のやきとりは豚肉」というネタはよくテレビでも取り上げられる。串鳥でも豚はメニューの先頭を堂々と飾っており、もちろんうまい。

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左から豚アスパラ巻き195円、味噌ホルモン170円、カシラ240円。ぜーんぶ最高!
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メニュー豊富

焼き鳥って何を頼もうかと品定めする時間も含めてご馳走だから、豚肉メニューも充実していて目移りするのが楽しすぎる。ありがとう、北海道の豊かな焼き鳥文化。

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豚しそ巻き195円も、こんがり焼けた豚バラがクリスピーで一瞬で食べおえてしまう。これも必ず2本以上で!
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右端、もちベーコン195円もファンが多い。子どもウケもいいのだそう

この日は繁華街の店舗だったので、当たり前に居酒屋の客層だったけど、別日に訪れた郊外型店舗では少し様子が異なる。

親戚の集まりみたいな団体や、ママ友&子どもたちみたいなグループをちらほら見かける。ファミレス使いできるタイプの居酒屋なのだ。

串鳥の創業は1980年。40年といえば「子どものころから通っていた」という知人が大人になって家庭を持ち、また子どもを連れてくるのに十分すぎる時間軸だ。

北海道の土地にしっかり根付き、親子3世代から愛されるフェーズまできている串鳥。強いぜ。

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歳を重ねるとピーマンの肉詰め195円もおいしいよ、子どもたち!

⏩ 酒飲みにやさしすぎる値段設定

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