ちょっと聞いてよ 2022年6月4日

茎レタス(ステムレタス/アスパラレタス)を炒めたらおいしかった

この二品の炒め物、一つの野菜で作りました。

上野で買い物をしていたら、憧れの野菜である「茎レタス」らしきものが売られていた。

とりあえず買って、よくわからないまま料理したところ、想像以上においしい炒め物ができたのだ。茎レタス、最高。

趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー)

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上野のアメ横センタービルの地下で憧れを発見

以前「珍味のヤマクラゲがレタスの茎であることを確認したい」という記事で、茎レタス(別名ステムレタス)というレタスの仲間を育てた。

本来は麺棒くらい太くなるはずなのだが、家庭菜園ではちっとも太くならなかった。

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細い。

このステムレタスという野菜、日本だと「山くらげ」という珍味にされるが、中国だと「莴笋」といって、炒めて食べると最高だと池袋にある上海料理の名店「大沪邨」がツイートしていた。


食感最高の野菜の茎、一体どんな味なのだろうと気になっていたのだが、上野のアメ横センタービルの地下街でたまたまそれらしき野菜を見かけ、鮮度も良さそうなので買ってみた。

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みんな大好き、アメ横センタービル。
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その地下にある食品市場。

商品名は「アスパラレタス」となっていたが、茎レタスのことで間違いないだろう。確かにアスパラっぽい見た目である。

1本385円だったので、普通のレタスなどに比べると高級品だ。

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値札。
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適当に料理してみよう

これがアスパラレタスとして売られていた茎レタスである。私が育てたものと違て、茎がしっかり太くて立派。そして葉っぱがレタスらしくクシャっとしたちりめん模様になっている。

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たまに茎だけ売られているのを見かけるが、葉っぱ付きで売られているのは初めて見た。

とりあえず買ってはみたものの、これをどうやって食べようか。アーティーチョーク以来の頭を使う野菜である。

まず根っこ部分を切り落とすと、その硬さに驚いた。断面を見て納得したのだが、皮部分がとにかく固いのだ。夏に抜いたハマダイコンの根くらい硬い。

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皮がすごく硬い。

これは皮を剥かないと食べられないと判断し、包丁でそぎ落としていく。

大沪邨の炒め物も、おそらく皮を剥いた茎を細切りにして炒めたものだろう。

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中身は瑞々しくておいしそう。


大沪邨に習って細切りにして油で炒めて、塩と胡椒と少量の醤油で味をつける。まだ味の想像はつかない。

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こう見えてレタスの芯。

葉っぱ部分をどうするべきか迷ったが、捨てるのももったいないので、こっちも同じように炒めてみた。

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サニーレタスっぽい色。

こうして一つの野菜から二つの炒め物ができあがった。

セロリと空心菜の炒め物みたいだが、その正体は茎レタス。おもしろい野菜だ。

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おいしそう。

まずは一番価値があると思われる茎部分を食べてみると、どんな野菜とも違ってうまい。一口で気に入った。

ブロッコリーの芯にちょっと似たホクホク感のあるシャクシャクした歯ごたえで、甘味と旨味とわずかな苦味のバランスが最高。これは上海人が喜びそうな高級野菜だ。知らないけど。

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おいしかった。

続いては葉っぱ部分。こちらは普通のレタスの炒め物に歯ごたえと味の濃さをプラスしたような、レタス好きには堪らないシャックシャクの食材。うっかり捨てなくてよかった。茎と葉、どっちもうまい。

また見かけたら買って来よう。そして今度は大沪邨にプロの料理を食べに行こう。

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